話題の人登場 2012年9月15日記(深川耕治)

   



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香港立法会選挙で惨敗、民主党主席を辞任した何俊仁氏

 9月9日に投開票された香港立法会(議会=70議席)選挙で親中派が43議席、民主派が27議席を獲得したものの、民主派の最大政党だった民主党は地区別直接選挙枠(35議席)で7議席から4議席へ激減。8人立候補して4人しか当選できない危機的状況となり、党主席だった本人は引責辞任した。

 10日、「結果は惨敗なので支持者に謝罪し、責任を取りたい。今年末の党大会で新体制となることで新たな出発となることを期待する」と沈痛な思いを述べた。

 党主席を選出する12月までは党副主席だった劉慧卿(エミリー・ラウ)立法会議員が党主席代行となり、党内を牽引(けんいん)する。

 惨敗の要因は深刻な民主派内の分裂だ。民主派の中でも穏健派である民主党は初代党主席の李柱銘(マーチン・リー)氏、楊森氏、李永達氏、何俊仁氏とバトンを渡してきた。だが、今選挙で急進民主派の人民力量が「政治改革で民主党と中国共産党が結託している」と痛烈批判し、衰退する民主党に追い打ちをかけた。

 急進民主派の人民力量は2議席から3議席に増加。社会民主連線(社民連)と合わせた得票率は15%で、穏健民主派の民主党と公民党の各14%を上回った。政党の議席が分散したため、香港政府が各党と根回しを図るにも時間を要することとなる。

 1951年12月、香港生まれ。本籍は中国広東省中山市。香港大学法律系を卒業後、弁護士に。1995年、香港立法局議員となり、98年から香港立法会議員。2006年8月に暴漢に襲われ、負傷。同年12月、民主党主席に就任し、12年9月、党主席を辞任。既婚、子女3人。61歳。


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