香港企画記事速報
2004年9月1日記

民主党議員、自己資産を借り上げ 香港
9月12日の立法会議員選に影響必至
民主派たたきのスキャンダル報道続く
 立法会議員選挙の投票日が9月12日に迫る中、民主党候補のスキャンダルがまた報じられた。買春容疑で拘留された何偉途氏に続き、再選を狙う有力議員の●(サンズイに余)謹申氏が、相場より高い賃貸料で自らが所有する物件を議員事務所として公費で借り上げ、利益を得てきたとの疑惑が持ち上がった。

 香港紙「星島日報」8月23日付の報道によると、●氏が50%の株式を保有する会社を通して購入した住宅を民主党の議員事務所とし、1998−2004年に約60万香港ドル(1000万円)の収入を得ていたが、立法会への資産収入を報告していなかった。問題の物件は茘枝角道にある約400平方フィートのフラット。00年1月−01年7月には、さらに二人の区議会議員に部屋を貸し、自らを含めた三人が支払った家賃は一ヶ月に計1万3800香港ドル(1香港ドル=15円)。一方、不動産税の査定では月4700香港ドルと計算されている。

 ●氏は同紙の取材に対し、「この物件は民主党に譲ったもの」と説明。翌24日に記者会見を開き、会社の株式保有について立法会への報告を失念していた、と謝罪。保有株はすべて信託形式で党に譲ったつもりだったが、経理を担当した職員が譲渡書類の処理をミスしたと弁解している。ただ、現段階では、香港の議員が自己所有の物件を事務所として貸し出すことを禁ずる規定はない。(04年9月1日記、深川耕治)