話題の人登場 2008年1月9日記(深川耕治)  最新中国株情報 WINTRADE

   



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東京築地のマグロ初競りで最高値のマグロ買い手となった香港寿司店オーナー・鄭威濤(リッキー・チェン)さん

 08年1月5日、東京・築地市場で最高値の本マグロ(青森県大間産の生鮮本マグロ276キロ)を607万2000円で競り落とし、翌日付の香港各紙は一面トップで「豪気港商(豪快な香港商人)、日本一のマグロを買う」など大々的に報道した。日本の最高級マグロを初競りで香港人が競り落としたことは、日本人をしのいで最高級日本食を香港人が“奪取”した一大事として、香港人の誇りをくすぐる内容だからだ。

 香港人である本人は日本の寿司店で修行経験があり、香港で日本食ビジネスを展開して成功。東京・赤坂にもチェーン店を出す香港の「板前寿司」オーナーだ。

 香港、台湾は根強い日本食ブームが続き、美食の香港人は高級寿司を好んで食べる。人気の回転寿司は毎晩、行列ができるほど。「板前寿司」は日本式に近いカウンターで板前が握る寿司や日本料理を見ながら比較的リーズナブルな日本食を楽しめる。一時、食中毒騒ぎもあったが、現在は衛生上の問題はなく順調に経営している。

六日、競り落とした最高級マグロの152キロ分が香港に到着し、香港の「板前寿司」チェーン各支店に分配。残り(全体の四分の一)は東京・赤坂のチェーン店でさばかれた。地元テレビでも紹介され、「板前寿司」の名前が再び注目を浴び、最高値で競り落とされた最高級マグロを味見したい香港人の寿司ファンは店の前に長蛇の列を作った。

 「築地の初競りは初めて参加した。脂がのって一目で気に入った」と最高値で買った本マグロについて満足そうに語る。

 本人が日本に魅せられたのは高校一年生のころ。同級生の父親が日本料理の調理師学校を創って興味を持ち、1986年、日本の寿司店で修行。1989年、香港に戻り、日本への旅行ツアーガイドなどをして資金を貯め、1992年に日本風のクレープ屋チェーンを香港で展開して成功。

 その後、味千ラーメン(本社・熊本市)の香港チェーン店展開で手腕をふるった後、2004年、念願だった寿司チェーン「板前寿司」を開業。その後、香港では、わずか2年間で「寿司王」「魚王」などの異名を手に入れた。40歳。


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