話題の人登場2007年2月15日記(深川耕治) 最新中国株情報 WINTRADE

   



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マカオに新リズボアホテルを開業したスタンレー・ホー氏

 07年2月11日夜、約五十億香港j(七百五十億円)を投入して巨大カジノ「新リズボア娯楽場」(二百四十テーブル、スロット四百八十台)を開業し、オープンイベントには約三千人のマカオ市民や観光客が取り囲んだ。昨年十月、カジノ収入が本場・米ラスベガスを超えて世界一となったマカオは、“カジノ・バブル”のような空前の好景気に沸き、賭博場を含む観光関係の建物建設ラッシュが続く。

 「マカオのカジノ王」と呼ばれる何鴻★(★=木の上に火を三つ)(スタンレー・ホー)氏が自身の経営傘下にあるマカオ博彩有限公司で三年かけて建設した。

 「私はマカオで四十年の経験がある。彼ら(米ラスベガス資本企業)は待つことを覚えないと私に追い付くことなどできない」と開業記者会見で自信たっぷりなところを見せる。

 二〇〇四年五月に開業した米ラスベガス資本の大型カジノ「サンズ(金沙娯楽場)」、同七月、香港資本と米国資本の入った「ギャラクシーカジノ(銀河娯楽場)」が開業。中国返還後、カジノ経営権の開放で過去四十年間、カジノ事業を独占していたホー氏は屈辱を味わった。

 「マカオ博彩有限公司がマカオ政府に徴収されている賭博税は税収の63%を占めてマカオ最大。彼らはカジノ経営権開放後、マカオに外国人客を新たに集客していると言っているが、ほとんどが中国、台湾、香港、日本の客で旧来の得意客ばかりで客層に変化はない」

 二〇〇五年のフォーブス誌で世界富豪ランク百五十一位。観光業、不動産、港運業、財務業など香港、マカオを中心に幅広く事業を展開している。

 自己総資産は約三十六億j。マカオ政府税収の約三割がホー氏の傘下企業からのものだ。

 一九六〇年創業のカジノであるリズボアホテルをはじめ、経営するカジノは十七カ所。ベトナム、北朝鮮、フィリピンなどでも賭博・ホテル事業を展開しており、マカオ競馬会主席でもある。

 信徳グループ総裁、マカオ旅游娯楽有限公司社長、香港不動産建設商会会長などを兼任。中国の全国政治協商会議常任委員で基本的に親中派。香港行政長官の選出では事前の予想発言が中央政府の意向と合致している部分が多いとみられており、三月二十五日の香港行政長官選挙でも曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官の再選を早々から支持する発言を繰り返している。

 三度結婚し、梁安★(★=淇のさんずいを王へんに)夫人との間に三男二女。先妻を含め実子は十七人(六男十一女)。祖父・何福の実兄に欧州人の血を引く香港実業家・何啓東氏。八十五歳。


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