台湾関連情報  2008年2月25日記  最新中国株情報 WINTRADE


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討論互角、馬氏優勢変わらず 台湾総統選
対中経済、台湾人意識で舌戦


 台湾総統選(3月22日投開票)まで1ヶ月を切った2月24日、与党・民進党の謝長廷元行政院長(61)と最大野党・国民党の馬英九前主席(57)の2候補が初のテレビ討論会で台湾人意識や対中経済などで舌戦を展開した。ほぼ互角の評価だが、致命的失点がなければ馬氏優勢の構図は終盤まで変わりそうにない。(深川耕治=08年2月25日記)


  香港生まれの外省人(中国大陸出身者とその子孫)で対中融和志向の馬氏は討論会で「私は台湾人であり、中華民国の国民だ。死んで灰になっても台湾人」と述べ、対中政策については「統一や独立、武力行使はしない」と明示して総統就任後も中国との統一協議に応じないことを表明。中国との直行便については「段階的に拡大して定期便化する」とし、中国大陸への農産品輸出拡大の機会を増やし、三通(中台間の交通、通商、通信の直接開放)についても積極推進を強調した。

 一方、本省人(戦前から台湾に住む人々)で独立志向ながら対中経済開放を推進する謝氏は航空チャーター便に関して春節(旧正月)などの祝日のみではなく三ヶ月以内に毎週末に拡大するとし、三通に関しても「台湾の安全確保」を前提に推進すると言明。NGOや民間基金による外交拡大を目指し、台湾農産物の生き残りをかけた一村一品運動を重視しながら中国の農産物輸入は行わない意向を示した。

 弁護士出身で弁舌が得意の謝氏は馬氏が過去に取得した米国の永住許可証(グリーンカード)問題を厳しく追及したのに対し、馬氏は「(米国留学中の)学費支払いのために短期就業したためで、20年以上前に放棄している」と受け流した。

台湾の国民党系テレビ局TVBSが討論会直後の2月24日夜に行った最新世論調査によると、馬氏の支持率が49%(前回比4ポイント減)、謝氏が29%(同2ポイント減)で差は徐々に縮まりつつある。討論会で「馬氏が良かった」と答えたのは43%、「謝氏が良かった」は28%、29%が未回答で依然として無党派の動向が鍵を握る。

 専門家の意見は「政党の(統一か独立かの)政策カラーがオブラートに包まれ、新味がない」(台湾澄社の顧忠華氏)、「総統に必要な臨機応変能力が見えにくい」(東呉大学の謝政諭副教授)などで、討論内容は想定内との見方が大半だ。

 本省人系の台湾有力紙「自由時報」(2月25日付)は「馬陣営は初テレビ討論で謝陣営が攻勢して優勢となる分、(国民党政権が1947年2月28日に本省人を弾圧した)二・二八事件の記念日までは守勢で切り抜け、失点さえ重ねなければ時が味方すると見ている」と分析する。

 両候補のいずれも明確に支持していない立場で勝敗に微妙な影響を与えている李登輝前総統は2月22日、「(民進党が推進する)国連加盟の是非を求める住民投票は総統選と別の日に行う方が望ましい」と述べ、国民党の主張とほぼ合致。国民党支持を示唆する発言ではないかとの憶測も出始め、謝氏の支持率急上昇による逆転勝利の芽は徐々に消えかかっている。


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