中国企画記事 特選

2004年11月8日記

台湾民進党元主席が訪中
副首相らが応対、高レベル会談に

 台湾与党・民進党元主席の許信良氏(写真左)が率いる農業交流訪中団が11月8日午前、北京・釣魚台で国務院台湾事務弁公室の陳雲林主任らと会談し、その後、北京・中南海で回良玉副首相(農業担当)に接見した。

 許氏率いる21人の訪中団は北京市内の交通渋滞で大幅に到着が遅れたが、陳雲林主任や李炳才副主任らの出迎えを受け、非公開の会談に入った。訪中団は回副首相とも両岸(中台)の農業交流の可能性について意見交換した。

 党籍がない立場とはいえ、台湾与党の元主席である許氏が台湾事務弁公室トップや副首相クラスと会談するのは異例の厚遇。中国政府は、12月11日の台湾立法委員(国会議員)選挙に向け、野党連合支持に回る許氏との緊密な情報交換も行ったとみられる。

 台湾の陳水扁総統は7日、台湾教授協会設立十四周年記念行事であいさつし、〇八年に台湾の新憲法を制定すると改めて強調。立法委員選挙で与党が議席の過半数奪取を果たせば、一機に台湾新憲法制定へ向けての議会工作を加速させる姿勢を示しており、中国側は同選挙での民進党、台湾団結連盟の議席増阻止へ間接工作を進めている。(04年11月8日、深川耕治記)