話題の人登場 2009年12月6日記(深川耕治)  最新中国株情報 WINTRADE

   



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就任後初の台湾統一地方選で反転攻勢した民進党の蔡英文主席

 馬英九政権が発足した昨年5月以来、初の大型選挙となる台湾の統一地方選(12月5日投開票=台北、台中、台南、高雄を除く)で自ら率いる最大野党・民進党は、雲林県、嘉義県、屏東県を死守して激戦区の宜蘭県を奪回。改選前より1県増やし、4県の首長ポストを確保して党勢回復の足がかりとした。

 1ポスト増だが、得票率は約7ポイント増の45・3%で躍進。「谷底から抜け出した。一致団結で次の勝利を手にしよう」と冷静に呼びかけ、12年の次期総統選へ向けて政権奪回の決意を示した。陳水扁前総統の逮捕や裁判で退潮していた民進党はようやく反転攻勢に出た。本人は次期総統候補としての支持を堅固にしたことになる。

 選挙戦では馬政権が中国と締結を目指す「中台経済協力枠組み協定」(ECFA)が地場産業に悪影響を与えると非難し、台湾本土意識の強い中南部で危機感が効果的に働いた。

 一方、馬英九人気で05年の統一地方選以降、連戦連勝を重ねてきた与党・国民党は馬氏の求心力に陰りが見え、17首長選のうち桃園県や南投県など12県市を獲得(1ポスト減)。花蓮県では国民党公認候補が造反候補に敗れるなど内部分裂や選挙違反者の続出も浮き彫りになった。8月の台風被害の失策で支持率が落ち、10月に党主席に就任して総統と兼務する馬氏は敗北の弁。

 与野党にとって来年末の台北市や高雄市など直轄5都市の市長選が2012年の総統選への試金石となる。

 1956年8月、台湾屏東県枋山郷生まれ。客家の旧家出身で台湾大学法学部卒業後、米コーネル大学で法学修士、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで法学博士を取得。国立政治大学教授、東呉大学教授を経て台湾経済部、行政院で委員を務め、00年5月に行政院大陸委員会主任委員、05年に民進党所属の立法委員、行政院副院長を歴任。08年5月から民進党初の女性党主席となる。独身。53歳。

【2009年12月5日に投開票された台湾統一地方選の結果】

 台湾統一地方選(県市長選挙)の開票結果は、与党・国民党は基隆市、桃園県、新竹市、新竹県、苗栗県、彰化県、南投県、嘉義市、台東県、澎湖県、金門県、連江県で勝利した。最大野党・民進党は雲林県、嘉義県、屏東県の基盤を守り、さらに宜蘭県で国民党の現職を破って逆転勝利した。このほか、花蓮県では無所属候補が国民党を破った。

基隆市:張通栄(現・国民党)国→国
宜蘭県:林聡賢(新・民進党)国→民
桃園県:呉志揚(新・国民党)国→国
新竹市:許明財(新・国民党)国→国
新竹県:邱鏡淳(新・国民党)国→国
苗栗県:劉政鴻(現・国民党)国→国
彰化県:卓伯源(現・国民党)国→国
南投県:李朝卿(現・国民党)国→国
雲林県:蘇治芬(現・民進党)民→民
嘉義市:黄敏恵(現・国民党)国→国
嘉義県:張花冠(新・民進党)民→民
屏東県:曹啓鴻(現・民進党)民→民
台東県:黄健庭(新・国民党)国→国
花蓮県:傅コンキ(新・無所属)国→無
澎湖県:王乾発(現・国民党)国→国
金門県:李沃士(新・国民党)新→国
連江県:楊綏生(新・国民党)国→国




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