話題の人登場 2008年11月6日記(深川耕治)  最新中国株情報 WINTRADE

   



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台湾訪問を果たした陳雲林海峡両岸関係協会長

 一九四九年の中台分断後、中国の対台湾窓口機関・海峡両岸関係協会(海協会)長の立場で最高位の中国要人として三日から四日間、台湾を初訪問。台湾要人との会談だけでなく、一挙手一投足が注目を集めている。

 開口一番、「われわれの任務は政治問題抜きに両岸同胞に有利な問題を話し合うことだ」と話す。四日に行われた台湾の対中国民間交流窓口機関・海峡交流基金会の江丙坤理事長との民間中台トップ会談では中台間の旅客直行便拡大、貨物直行便開設、郵便の直接往来、食の安全に関する合意文書に調印。五月、台湾で対中融和の馬英九政権が発足し、六月に北京で九年ぶりに中台対話が再開され、ようやく予定通りの合意にこぎつけた。

 同日の合意文書署名後、台湾の対中政策を所管する行政院(内閣)大陸委員会の頼幸媛主任委員(閣僚級)との面会では頼主任委員を「台湾の大陸事務責任者」と呼び、あくまで台湾が中国の一部であることにこだわる微妙な表現に終始。

 与党・中国国民党の連戦名誉主席が主催する晩さん会では連氏から数々の記念品を直接贈呈される場面ではかなり緊張気味に対応する姿が目立った。海協会の張銘清副会長が先月二十一日、台湾南部の台南市内の観光地を訪れた際、反対する野党・民進党支持者らともみ合いになり、突き倒されて負傷するトラブルが発生。今回は突発的なトラブルを未然防止するため、七千人規模の警官警備で厳戒対応するぴりぴりムードが続く。六日、「中華民国総統」の立場で会談する馬総統に対して「総統」と呼ぶか単に「先生」と呼ぶか、注目される。

 一九四一年十二月、遼寧省黒山県生まれ。六七年、北京農業大学土壌化学系を卒業後、黒竜江省チチハル市内の工場技術員となり、八三年、チチハル市長に就任。黒竜江省副省長を経て九四年、国務院台湾事務弁公室副主任となり、九七年、同主任に就任。〇八年六月から現職。五十六歳。

(深川耕治=08年11月6日記)


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