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2008年7月4日記 最新中国株情報 WINTRADE


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台湾、大陸マネーに期待と不安 中国人観光きょう解禁
トラブル防止へ予行演習

サービスへの不満どうかわす?
偽札、失踪など治安問題も


 中台関係改善の大きな一歩となる中国人の台湾観光が7月4日、大きく拡大され、北京、上海、南京、アモイ、広州の5空港から計760人が中台チャーター直行便で同日、台湾入りする。台湾全土で人民元両替も解禁し、中国大陸の富裕層が台湾観光で消費する巨大マネーで景気回復を期待する台湾側は歓迎ムードだが、観光地でのサービスへの不満やクレームでもみ合いになることを憂慮する警察当局はトラブル回避の予行訓練を行い、偽札問題や中国人の失踪(そう)防止など不安がくすぶる治安問題が成否の鍵を握りそうだ。(深川耕治=08年7月4日記)

 初日に台湾入りする中国人団体ツアーの団長は邵h偉中国国家観光局長。海峡両岸観光交流協会長の身分で観光し、台湾政府要人との交流も行う。7月4日午前、最初に台北に到着するのは広州白雲空港を午前6時半(日本時間同7時半)に出発する中国南方航空機。18歳の受験生を含む106人を乗せ、二時間後に台湾の地を踏む。

 南京では同日午前、最初に台湾に出発する中国東方航空機を見送る記念式典に中国の対台湾窓口機関である海峡両岸関係協会の陳雲林会長や国務院台湾弁公室の鄭立中副主任らが出席して中台チャーター直行便の就航を祝う。

 就航初日の台湾側チャーター直行便の搭乗率は大陸から台湾入りする便が9割前後。台湾から北京、上海に戻る便は8割程度で、広州行きはわずか3割とふるわない。中国人の台湾観光ツアーは7月18日から正式スタートするため、状況は変化しそうだ。

 中国人の台湾観光が解禁される直前の7月2日、観光名所である日月潭や阿里山、桃園慈湖、台北の故宮など台湾各地では警察当局がトラブル回避のため、中国人観光客が現地の対応に怒って抗議行動を起こすことを想定した実地訓練が行われた。中国人の観光が解禁されたマカオでは昨年12月4日、現地ガイドの対応に不満を持った中国人観光客がガイドと言い争いになり、仲介に入った警官と衝突して中国人客4人と現地ツアーガイド1人が警察に連行される事件が発生しており、中国人観光客の台湾観光に対する厳しいサービス視線に受け入れ側は戦々恐々とした心理も働く。

 中国人の台湾訪問はこれまで香港、マカオや東南アジアなどの第三国経由などに厳しく制限されていたが、対中融和を目指す台湾の馬英九政権は1日3000人に枠を広げ、「年間600台湾ドル(約2100億円)の商機がある」(馬総統)との皮算用がある。だが、人民元の両替解禁や観光客数拡大で偽札問題やマネーロンダリング(資金洗浄)、中国人の失踪など懸念材料も多く、観光業など一部の産業だけしか景気回復の恩恵にあずからないのではないかとの見方もあり、期待と不安が交錯する台湾では今後の治安問題や景気動向に注目が集まっている。(深川耕治=08年7月4日記)







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