話題の人登場 2009年6月12日記(深川耕治)  最新中国株情報 WINTRADE

   



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マカオ行政長官選挙で当選濃厚な崔世安・前マカオ社会文化官

 今年12月で任期満了となる何厚●(金ヘンに華)マカオ行政長官の後継選びとなるマカオ行政長官選挙(7月26日投開票)は、対抗馬のいない無風選挙と化している。五月に出馬表明した親中派の崔世安氏以外に立候補の動きがなく、当選がほぼ確実となった。唯一の対抗馬と目されていた中立派の何超明検察長が6月11日、不出馬を表明し、すべてのシナリオが中央政府と現政権の思惑通りに進む。

 立候補の届け出は6月12日から23日。立候補には投票権のある選挙委員会の委員300人のうち、50人以上の推薦名簿が必要となる。すでに崔氏は250人以上の支持を固めたとされ、他候補が立候補できる余地がない“1人勝ち”状態だ。

 崔家は「マカオ三大名家」の一つとされ、マカオの政財界、建築業界とのつながりが深く、実兄の崔世昌氏や従弟(いとこ)の崔世平氏はマカオ立法会議員。何行政長官が演説する際はいつも側近として同席することが多く、100キロ近い巨漢でありながら地味でおとなしい性格。出馬表明では「立候補を決意する以前、中央政府との接触は一切ない」と話し、親中派の傀儡(かいらい)とのイメージ払しょくばかりを気にしている。マカオはカジノ・バブルが崩壊し、政府幹部の収賄事件発覚で政治不信が高まる中での選挙となる。

 マカオ華字紙「華僑報」は「中央政府は強い指導力のある行政長官が就任することを願っているが、崔氏が就任すれば指導力の弱いリーダーになる」と分析。同じく親中系華字紙「マカオ日報」も「候補者が複数以上いないのはマカオ社会にとって遺憾なこと」と報じ、初代行政長官選でさえ対抗馬が存在して中央政府の干渉が見えにくい選挙だったことに比べ、「根回し選挙」のイメージがぬぐえないことを危惧(きぐ)している。マカオ行政長官は任期5年、再選は1回のみ。第三期マカオ行政長官の任期は2009年12月20日から5年間となる。立候補者が1人でも選挙活動は7月11日〜23日の期間、行われ、7月26日の選挙は事実上の信任投票となる。マカオ行政長官は任期5年、再選は1回のみ。

 1957年1月、マカオ生まれ。英語名はフェルナンド・チョイ。米カリフォルニア州立大学で公共衛生管理の学位を取得後、米オクラホマ州立大学医務管理学修士、公共衛生博士号取得。1991年、マカオ青年商工会議所会頭に就任し、92年、マカオ立法会議員選挙で初当選したが、96年の同選挙で落選。マカオ返還直前の99年、何厚●(金ヘンに華)初代マカオ行政長官の指名で初代社会文化長官に就任決定。04年に再任され、四川大地震後、習近平中国国家副主席の四川被災区視察に同行。52歳。(2009年6月12日=深川耕治記)

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