中国企画記事 特選
2004年6月19日記

劇物入り「犬肉」販売を調査 中国広東省茂名市
劇物入り豚肉食べた犬死亡の例も
 「食は広州にあり」と賞されるほど、飽くなき美食追求欲が旺盛な広東人は犬肉も食する。中国広東省内の茂名市では十七日、市内のヤミ市場で劇物のシアン化物が含まれた犬肉が販売されていることが市民の告発で発覚し、同市衛生監督所は劇物入り犬肉の販売業者や販売ルートの調査を進めている。

 劇物入りの犬肉を卸売り販売していた場所は同市内鍾鼓嶺にあるヤミ市場。市衛生当局は現地に専門調査員を派遣し、現物をサンプル調査した結果、少量でも致死量に達する猛毒のシアン化物が含まれていることが明らかになった。専門調査員が現地入りした際、犬肉の販売業者はすでに雲隠れしており、足取りを追っている。

 広東省衛生監督所によると、数年前にも、江西省や湖南省などから毒入りの犬肉が広東省韶関市、河源市、深セン市、珠海市、広州市などに流通販売され、サンプルからは純度の高いシアン化物が抽出されていた。検査した犬肉用の犬の舌部からは標準値を超えるシアン化物が検出されたという。当時、毒入り犬肉を販売した違法販売業者は犬肉用の犬を盗んだ上、シアン化物入りの豚肉をエサに与えて死亡させ、その肉を販売していた。(2004年6月19日記)