台湾関連情報 2004年12月11日記

快晴でも投票率65%前後か 台湾立法院選挙
各党首が投票、トラブルなく粛々と
選挙不信、有権者の反応いま一つ


 台湾の立法委員(国会議員に相当、定数二二五)選挙は十一日午前八時(日本時間同九時)、各投票所で投票が開始された。台湾本島がほぼ快晴の好天下に恵まれているが、有権者の選挙への関心はいま一つで、投票率が六五%に届かない可能性も出てきている。

 台湾の最高立法機関である立法院(国会に相当)の全議席改選を行う今選挙は中選挙区制の選挙区(百七十六議席)と比例代表(四十九議席)を合わせて計四百九十三人が立候補。与党連合の民進党と台湾団結連盟、野党連合の国民党と親民党、新党の大接戦が予想されている。

 十一日、台湾本島は快晴に恵まれ、同日午前、各党首は次々と投票所で投票を済ませた。陳水扁総統は同日午前十時半(日本時間同十一時半)ごろ、呉淑珍夫人と台北市内の投票所に現われ、夫婦そろって投票した(写真右=深川耕治撮影)。二日前、爆発物による脅迫事件や台北市駅前で車が放火される事件などが発生しており、警備は厳戒。

 陳総統は「きょうは好天に恵まれ、人民が民主的な一票で議員を選ぶ歴史的な一日になる。投票結果が出た後、落選した側が選挙委員会の集票作業を疑うようなことがないようにしてほしいし、そういう行為は選挙委員会への最大の侮辱だ」と述べ(写真左=深川耕治撮影)、三月の総統選後の野党陣営の選挙無効を求める抗議行動を暗に非難した。

 一方、野党・国民党の次期指導者として有力視され、台湾内で好感度が高まっている馬英九台北市長は同日、「過去数年、台湾社会は分裂と対立が続いている。今選挙後、台湾社会が対立状態を終わらせ、民衆が生活上の話題として選挙結果のこじればかりが出ないように希望する」と述べた(写真右=深川耕治撮影)

 同選挙の投票時間は同日午前八時から午後四時まで。不正防止のため、携帯電話の持ち込みなどが禁止されている。投票終了直後から開票作業が開始され、同日午後九時には開票作業が完了し、議席数の大勢が判明する見込み。(04年12月11日記、台北にて、深川耕治)