中国企画記事 特選

2004年6月23日記

世界最大の客家土楼が出現 福建省
 中国の中原を出身地とする漢族の一つで、中国内を移動し続けた「東洋のユダヤ民族」ともいわれる客家人が大家族で住む城塞型木造建築物「客家土楼」の世界最大規模の現物がこのほど福建省●州市平和県大渓鎮荘上村で確認された。

 客家土楼は三世紀、異民族の侵入に追われて南下し続けた客家人たちが、安住のために築き上げた独特の建築物。今回確認された最大級の土楼は居住戸数百八十戸一千三百人余が住んでおり、祖廟四カ所、井戸四カ所が含まれる。土楼は山を背に馬蹄型の三層建築となっており、外回りは「方楼」と呼ばれる四角形構造で、角は丸みを帯びている。

 正面は長さ二百二十b、北側百九十b、南側百二十三bで総面積は約三万四千平方メートルに。部屋数は百四十七部屋あり、土楼の中心部には養魚用の大きな池があり、最大規模の土楼は一千年以上の歴史を持つ土楼の貴重な生きた資料となりそうだ。

●=サンズイに章。