話題の人登場 2010年3月12日記(深川耕治)  最新中国株情報 WINTRADE

   



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台湾訪問要請を受けたと台湾誌から報じられた胡錦濤中国国家主席の長男・胡海峰氏

 台湾国家安全局の外郭団体である台湾アジア太平洋平和研究基金会(元・中華欧亜基金会)が今年初め、中国最高指導者の長男であることを強く意識して台湾訪問を招請していたことが一部台湾誌(最新号)で報じられ、注目を集めている。

 報道によると、台湾アジア太平洋平和研究基金会は今年初め、清華大学副秘書長と浙江清華長江デルタ研究院長の兼務ポストの肩書きを持つ胡海峰氏に対して清華大学を通し、学術交流の名目で台湾訪問を招請。当時、本人の反応は積極的で「台湾の生活を実体験してみたい」との意欲を示していたという。

 年末の台北市や高雄市など五大都市首長選を控え、同基金会としては政局が敏感な時期に親中共的な動きに有権者から過敏な反応が生ずることを憂慮。水面下で馬英九政権幹部にヒアリングしたが、「両岸(中台)学術交流であるべきだ」として直接的な意見はなかったという。

 同基金会は同報道に対し、5月の両岸学術交流について「浙江清華長江デルタ研究院に関係する人員を招請していない」とお茶を濁し、中国大陸の業務全般を担当する台湾行政院大陸委員会も「胡氏を個人的に招請した事実はない」としている。

 英紙デイリー・テレグラフやBBCは、昨年7月、胡氏が当時、社長を務めていたX線検査機メーカー・威視公司がアフリカ南部のナミビアでの汚職事件に関与していたと報じ、ナミビア当局が清華大学系国有企業「精華ホールディング」の子会社である威視公司ナミビア代表中国人3人を融資資金をめぐる汚職で逮捕。同事件後、社長だった本人は実業界から手を引き、学術の世界に転向し、その後の動向に関心が集まっていた。

 これまで太子党(中国共産党幹部の子弟)が訪台した例としては、朱鎔基元首相の長男・朱雲来氏、故・李先念国家主席の娘婿である劉亜洲氏、故・王震国家副主席の次男・王軍氏らがいる。

 父・胡錦濤国家主席、母・劉永清の間に生まれた長男。北方交通大学(現・北京交通大学)科学技術系卒業後、清華大学EMBA取得。中糧集団社長、威視株式有限公司社長などを経て清華大学副秘書長と浙江清華長江デルタ研究院院長を兼務。妻は王●(王ヘンに君)氏。39歳。



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