話題の人登場 2011年1月5日記(深川耕治)  最新中国株情報 WINTRADE

   



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政治風刺語の社会現象にもなる中国映画「譲子弾飛」の姜文監督

 
中国映画界で俳優、監督として金字塔を打ち立てた姜文がメガホン(出演兼務)を取り、中国で12月16日からロードショーされている映画「譲子弾飛(弾丸を飛ばせ)」で大ブレーク。上映11日間の興業収入は4億元(約50億円)だ。

 約百年前の北洋軍閥時代、姜文(監督兼任)演じる盗賊と葛優演じる詐欺師、彼らに敵対する土地の有力者(周潤発)の間の仁義なき戦いをコメディやブラックユーモアを交えながらハードボイルドに描いている。地上げや拝金主義と貧富の格差による腐敗が横行する現代中国を時には鋭く、時にはチクリと皮肉るあたりが中国庶民に圧倒的な支持を得ている理由のようだ。

 初日の興行収入が3018万元(約4億円)、初日の観客動員数は76万5000人に達し、「アバター」の76万3400人を超えてメガヒットとなる見込み。映画タイトルをもじって「譲房価飛(不動産価格を上げろ)」「譲工資飛(給料を上げろ)」などの風刺流行語まで生まれ、社会現象となっている。

 「中国の革命史百年を濃縮させた内容」と批評される一方、監督本人は「毛沢東は偉大な政治家であり、魅力的な芸術家。中国という国を彼の芸術作品にした」と中国映画界での革命的な内容を凝縮するユーモアを織り込む意気込み。映画作りで中国の政治のあり方や天安門事件、08憲章まで暗喩・連想させ、大衆から知識層まで楽しませる。

 1963年1月、河北省唐山市生まれ。本名は姜小軍。軍人の父、音楽教師の母の元で育ち、6歳で北京へ移住。毛沢東の著作を愛読し、1980年、中央戯劇学院に入学。卒業後、中国青年芸術劇院の俳優となり、1986年に「悲劇の皇后 ラストエンプレス」で映画デビュー。映画「芙蓉鎮」やチャン・イーモウ監督の「紅いコーリャン」で主演となり、世界的評価が高まる。連続TVドラマ「ニューヨークの北京人」で国民的スターに。俳優・姜武は実弟。フランス人の人類学者サンドリーヌ・シュニヴェスと結婚し、一女。その後、離婚し、再婚した女優・周韵との間に一男。48歳。



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