話題の人登場 2011年4月22日記(深川耕治)

   



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東日本大震災の被災地・仙台を慰問した頼清徳台南市長

 台湾南部の台南市は東日本大震災で大きな被害を受けた仙台市と国際姉妹友好都市として交流があり、台南市長として4月22日、仙台市議会の昼休み時間を利用して奥山恵美子仙台市長を直接慰問した。

 被災した隣国に寄せる思いは熱く、「台湾人の気持ちとしては、親しい友人に大変な苦難が起これば必ず見舞いに行く」と話し、市民から集めた約1億円の義援金も手渡した。「奇美文化基金会と協力し、仙台市内の被災した学生700〜800人を無料招待し、夏休みの2〜3週間、台南観光をして心を少しでも晴れやかにしてほしい」との計画も打診した。

 台南市が仙台と民間交流を始めたきっかけは七夕祭り。日本と違い、成年の儀式「16歳の祝い」が毎年旧暦7月7日(8月下旬頃)に習俗として行われている。本人率いる台南代表団は7月にも特産品のマンゴーを携えて再び仙台を訪問する予定だ。

 台南は陳水扁前総統の出身地だけに民進党支持基盤が非常に強い土地柄。野党・民進党の次世代リーダーの一人と目されており、冷静で知的な語り口、ヘアスタイルなどの風貌で「台湾政界の唐沢寿明」と呼ばれることも。

 1959年10月6日、台湾新北市(旧台北県)万里区生まれ。2歳の時、炭鉱労働者だった父が炭鉱事故で死亡し、母親が6人の子供を育てあげた。台湾大学復健医学部卒業後、二年間の軍役を経て成功大学医学部卒。ハーバード大学公共衛生修士。成功大学医師として勤務後、1995年から民進党の選挙支援活動を始め、1998年に台南市選出の立法委員(国会議員)に当選後、4期務める。10年11月、台南市長選挙で約6割の得票率を集めて当選。51歳。



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