話題の人登場 2011年7月15日記(深川耕治)

   



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武漢市から報奨金50万元を受けたテニスの李娜選手

武漢市から報奨金50万元を受けたテニスの李娜選手 6月、全仏オープン女子シングルスで優勝を果たし、俄然、注目が集まる中、7月9日、故郷・湖北省武漢への凱旋を果たした。

 武漢市政府庁舎では、得点を決めた時に雄叫びを上げる李娜選手の銅像のお披露目が行われ、本人は少し照れながら●(こざとへんに元)成発武漢市党委書記ら地元政府トップらが拍手喝采。市政府は武漢栄誉市民の称号を授与し、報奨金50万元(1元=13円)を授与した。湖北省政府も報奨金60万元を授与し、地元は李娜ブームに沸いている。

武漢市から報奨金50万元を受けたテニスの李娜選手 「どこに行っても私は生粋の武漢人。試合中も武漢語で考え、話し、自分自身を励ましている」と話し、生まれ育った故郷への深い愛着と「心の原風景」の記憶を大切にしている。

 2006年、中国デビスカップ代表だった姜山選手と結婚。夫は本人のコーチを務めた経験もあり、武漢への帰郷でも車で送迎し、陰でしっかり支えている。

 ●書記が「試合以外でも武漢語で夫と大声で怒鳴ったりするのか」と冗談のように尋ねると、「愛の交流です」と答えるあたり、夫婦円満そのもの。本人は地元政府と協力し、12月17、18日には武漢で世界トップだったピート・サンプラスやカルロス・モヤ選手らを招いて「李娜と友人たち」というテニス大会を準備中だ。

武漢市から報奨金50万元を受けたテニスの李娜選手(右)と夫の姜山選手 中国国家体育総局の封建的かつ排他的なスポーツエリート養成法に異議を唱え、08年末からドイツへ練習拠点を移した。自費でコーチや練習メニューをこなし、柔軟なチーム力で勝とうとする手法を駆使し、アジア勢初の四大大会シングルス優勝を果たした偉業は大きい。

 1982年2月、湖北省武漢市生まれ。6歳からテニスを始め、1999年にプロ転向。2002年から二年間引退し、04年からプロ復活。08年の北京五輪で女子シングルス4位となり、今年6月の仏杯で女子シングルス優勝。大会後の世界ランキングはクルム伊達公子選手が1995年に記録したアジア選手最高に並ぶ4位に。29歳。




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