話題の人登場 2008年9月25日記(深川耕治)  最新中国株情報 WINTRADE

   



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北京パラリンピック開会式で車いすバレエを披露した四川大地震の被災少女・李月さん

 9月17日に閉幕した北京パラリンピックの開会式で感動を誘ったのが、四川大地震で左足を失いながら車いすでバレエを踊った小学四年生の少女。「ボレロ」に合わせて中国障害者芸術団と共に上半身でバレエの動きを見せ、最後は男性バレエダンサーの呂萌さんに車いすから高々と掲げられ、観客からひときわ大きな拍手を受けた。

 五月十二日、四川大地震の震源地に近い四川省北川県の曲山小学校で授業中に被災。五階建て校舎の一階にいた李さんは、がれきに埋もれ、級友たちが絶命する中でコンクリート片に左脚が挟まった状態でも「生き抜いてバレエが続けたい」との強い気持ちを抱き続けた。地震発生後、七十四時間ぶりに奇跡的に救出されたが、左脚はすでに壊死(えし)しており、その場で切断。西安市で治療を受けた後は北京市内でリハビリに励み、国内メディアでは「バレエ少女」として報じられ、北京パラリンピックの開会式・閉会式執行総監督の張継鋼氏の目に留まった。

 張監督は「報道で李月さんの存在を知った。『地震は私の左足を奪っても、バレエを続ける夢をあきらめない』という彼女の言葉に感涙した。この時、開会式に出演してもらおうと決めた」と話す。

 パラリンピック開会式の演目は足を失った少女がバレリーナになるストーリーだった。中国で大人気の「バレエ王子」と呼ばれる呂萌さんとペアで美しいダンスを披露して観衆を魅了。完治していない状況で一ヶ月半、苦しい練習に通い続け、「夢」をかなえた。

 李さんは「地震は人間の体を傷つけるが、私の夢までも壊すことはできない。私は意志の強い四川人としてこれからずっと生きていきたい」と深い決意をにじませる。舞踊家として中国身体障害者芸術団の俳優になるのが将来の夢だ。(深川耕治=08年9月25日記)


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