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2008年4月23日記 最新中国株情報 WINTRADE


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香港民主派、台湾総統選で衰退傾向に危機感
民主党苦戦、公民党主導にシフトへ
親中派拡大、国民党の「一党独裁」想起


 香港の民主派約300人が台湾総統選を視察し、馬英九氏が当選して国民党が政権奪還したことに強い危機感を抱いている。中国本土からの投資増大で景気が安定している香港では親中派政党の支持率が高まり、民主派は衰退傾向。九月七日投開票の立法会(議会=定数六〇)議員選挙では苦戦が予想されている。(深川耕治、写真も=08年4月22日記)


台湾総統選の香港民主派視察団代表幹事として台湾南部・高雄市の国民党選挙本部を訪れた民主党元主席の李柱銘香港立法会議員(左端)。この時点で9月の立法会議員選不出馬を決めていた=深川耕治撮影
 台湾では1月の立法委員(国会議員)選挙で国民党が全議席の3分の2以上を獲得し、民進党が大敗して総統選でも敗れたことで国民党の「一党独裁」になるとの危機感が独立色の強い民進党内にあるが、香港もその二の舞になるとの脅威が高まっている。

 香港民主派の視察団の多くは台湾総統選で与党・民進党が台湾南部で健闘していると認識し、接戦を制するとの期待感を抱いていたが、実際は予想外の敗北に香港民主派の近未来を重ねる重苦しい結果を突きつけている。

 香港民主派のけん引役を続けてきた元民主党主席の李柱銘(マーチン・リー)立法会議員(69)が九月の立法会議員選挙に出馬しないことを発表したのは3月27日。台湾の総統選挙期間、香港民主派の立法会議員やメディア関係者約300人を率いる台湾視察団の代表幹事として台湾各地を訪れていた時期に不出馬意志を固めていた。

 李氏不出馬は「年齢や家族の意向による」(何俊仁民主党主席)としているが、選挙地盤である香港島区の世論調査では民主派の陳方安生(アンソン・チャン)立法会議員が24%、余若薇氏(公民党所属)が22%、親中派の葉劉淑儀(レジーナ・イップ)氏が23%で激しく競り合っている中で李柱銘氏は8%で低迷していた。

 民主党では「香港民主の父」と呼ばれていた李氏だけでなく、元主席の楊森立法会議員(香港島区選出)も不出馬を表明。同党では香港島区で勝てる後任を選出するのが難航し、衰退傾向にある民主党にとって苦しい世代交代の時期に入っている。

 〇四年九月の先回選挙では新型肺炎(SARS)による景気低迷への不満票が民主派に流れ、躍進。立法会(定数60)では現在、民主派議員は26人だが、9月の次期選挙は、中国本土への依存度を高める香港経済が比較的安定していることや8月の北京五輪直後に中国人メダリストたちが香港を親善訪問して愛国ムードが高まる選挙戦であることから「(法改正の反対に必要な)20議席を切る可能性が濃厚」(香港紙「信報」)との予想もあり、民主派には不利と見られている。

 欧米で知名度と影響力のある李氏が議員引退することで民主派内でこれまで主導的立場だった民進党は中国政府との対峙(じ)姿勢が強いことでリードしてきたが、世代交代で大きく変化。中央政府とは穏健な関係を保とうとする公民党が主導的立場となって民主派を新たに牽引していくことになりそうだ。








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