中国企画記事 特選
2004年6月20日記

黄河流域の最大淡水湖が汚濁の危機 中国内蒙古自治区

 新華社電によると、中国内蒙古自治区にある黄河流域最大の淡水湖、烏梁素海が急速な水質汚濁で湖周辺環境も急激に悪化している。

 烏梁素海は湖面が二百九十三平方`で中国十大淡水湖の一つに数えられている。砂漠地域にしか生息しない生物や草原にある湖にしか生息しない生物などが共生する世界でも同一緯度で最大の自然湿地帯となっている。烏梁素海は黄河流域の枯水期の主要な水源補給庫となっているが、同時に工業廃水、生活汚水も流れ込んでおり、これが深刻な環境悪化をもたらしている。

 また、同自治区内では暖冬の影響で干ばつが続き、五月に入り、イナゴやズイムシ、麦につくアブラムシなどの害虫が大量発生し、とくに東部の各都市では被害が深刻化している。(2004年6月20日記)