中国企画記事 特選

2004年8月28日記

程益中氏が仮釈放に 中国広州
南方都市報事件の元編集長
 AFP電によると、今年三月に中国広東省公安当局から拘束されていた広州紙「南方都市報」元編集長の程益中氏(39)が8月27日、仮釈放された。

 程氏が同紙編集長時代、今冬最初の新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)疑い例が広州市内で出たことを特ダネ報道し、昨年六月、広東省広州市で居住許可証不携帯を理由に警官から連行された青年が精神病院に強制収容された上に集団暴行を受けて死亡した「孫志剛事件」を独占報道。事件に関与した計十八人が傷害致死容疑で起訴され、公安局、衛生局などの幹部ら二十三人が解職や党籍剥奪(はくだつ)の処分を受け、同報道は高い評価を得たが、広東省政府はメンツをつぶされ、同省幹部の逆鱗に触れた。

 一月、同紙幹部二人が収賄容疑などで広東省公安当局に逮捕され、三月十九日、程氏も拘束された。一時は程氏に十億元(百三十億円)の汚職容疑がかけられているとの一部報道も出ていたが、約半年ぶりで仮釈放されたことになる。(深川耕治、04年8月28日記)