【解説】台湾総統とは

 台湾では一九四八年の蒋介石初代総統就任以来、国民大会で総統(任期六年)を選出していたが、九六年三月、初の住民直接選挙が実施され、今回は三回目の総統選挙。総統の任期は四年、再任は一度限り。中央選挙監理委員会が公認した各正副総統候補による直接選挙で選ばれる。有権者数は先回の総統選より約百五十八万人増の約千六百四十一万人。

 現在、一期目の陳水扁総統は再選すれば、五月に就任式を行う。連戦候補が当選すれば、総統退任後は国民党主席を辞任してポストを若手に譲る見込み。

 総統は「国家元首」として「中華民国」を代表する最高指導者で権限は強大。総統は「一府(総統府)五院(行政、立法、司法、監察、考試院)制」を統率し、行政院(内閣に相当)長を指名できる。歴代総統は蒋介石(一九四八−七五)、厳家淦(七五−七八)、蒋経国(七八−八八)、李登輝(八八−〇〇)、陳水扁(〇〇−〇四)で今回当選者が実質的な第六代(第十一次)総統となる。正式な総統就任式は五月二十日。