江沢民氏、台湾侵攻主力部隊を視察か 中国

                              (04年2月8日)

 二月八日付の香港紙「明報」によると、先月二十一日から中国広東省深センに十二日間滞在していた中国の江沢民中央軍事委員会主席が七日、広州市内のホテルに滞在、同日までの期間、深センだけでなく福建省に近い広東省汕頭(スワトー)にある台湾侵攻を目的とする広州軍区主力部隊や広州市内を視察した。

 江主席の広東省視察については新華社電など官営メディアは一切報じず、中国系香港紙「文匯報」のみが先月二十一日から一日までの深セン滞在を報じただけだった。深セン滞在時は江沢民派の張徳江広東省党委書記、、劉鎮武広州軍区司令、黄華華広東省長ら地元政府幹部らが江氏に同行したが、汕頭の広州軍区基地視察には広東省政府幹部らは同行せず、秘密裏の行動だったという。

 「明報」の消息筋によると、江主席が視察した汕頭の広州軍区基地では台湾南部を武力侵攻するための主力部隊が春節(旧正月)休みを急きょ返上して緊急召集された。江主席は今回、台湾と対岸にある福建省の軍施設などは訪問しておらず、三月二十日に投開票される台湾総統選挙に向け、台湾独立派をけん制する間接的な軍事圧力メッセージと見られる。(04年2月8日記、深川)