新型肺炎に備え各部署へ指示−香港
演習やN95マスクなど確保

 新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の再来が最近、危ぶまれるなか、香港特別行
政区政府は、実際のSARS再来が最も危険な時期として来年一月から三月までの冬から春
の期間と推定している。
 香港衛生福利食物局の楊永強局長は来週、そのためのSARS再来防止計画を具体的に公
布する。

 楊局長は今年十月から十一月までの期間に各医療部門に対してSARS防止阻止を完了さ
せるよう要求、政府関係部局と医療機関との協調不足の問題についても、専門委員会を設置
してここ三カ月間で準備不足を解決する構えだ。

 同局主導の専門委員会となる「監督指導小組」は、今年三月にSARSが香港で拡大した際、
院内感染を防げなかった教訓を生かすため、医療機関や末端の病院に対してSARSに対応
するための詳細な計画を打ち出し、具体的な演習を行って過失がないかチェックするよう指
示。

 また、同小組は各医療機関に対して、SARSが再来した場合を想定して院内感染を防止す
る保護装置(医療用のN95マスクなどの充実)を最低三カ月間は確保するよう指示した。

 西部地区の医療工業会は衛生福利食物局に対してSARS再来についての政府と開業医と
の連携を深めるコンピューターネットワーク管理措置を提案。開業医の病院で診察した患者が
公立病院に転院してSARSに感染したことが判明した場合、即刻、開業医側に通達する体制
を組み、開業医がSARSに感染した場合もコンピューターネットワークを通して政府当局に通
知が入るシステムを導入、感染経路を追及できるように整えるよう求めている。

(香港紙「明報」九月十九日付) 





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