話題の人登場 2008年11月26日記(深川耕治)  最新中国株情報 WINTRADE

   



  • 見出し一覧(戻る)
  • 香港情報
  • 台湾情報
  • マカオ情報
  • 中国指導者 WHO'S WHO









リマで中国国家主席と会談した台湾の連戦元副総統

 11月21日、ペルーのリマ市内のホテルで中国の胡錦濤国家主席と会談した。両者はアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に出席するため、ペルー入り。胡主席が滞在するリマ市内のホテルに出向く謁見形式で接見しており、対等とは言い難い面がある。

 一九九一年に台湾がAPEC加盟後、両代表が二者会談を行うのは初めて。これまで台湾側は中国の「台湾独立の動きは断じて許さない」とする政治的圧力を受け、首脳会談への出席者は経済閣僚か民間企業トップなどに限定されていた。

 しかし、馬英九政権樹立以降、対中融和政策が急速に進むことで、過去最高位レベルの元台湾副総統である連氏が出席することに中国側は異議を唱えず、中台双方が政治外交上の主権問題に触れないよう「古い友人との懇談」という名目で中国側は会談に応じた。

 会談で連氏は「両岸(中台)の良好な関係は双方の人民だけでなく、アジア太平洋地域や世界に平和と安定をもたらす」と友好ムード一色。国民党主席だった〇五年四月、北京で胡主席と六十年ぶりの国共トップ会談を行っており、両者は個人的にも信頼関係を築いて来ていることも大きい。民間窓口交流機関トップの相互訪問も復活し、外交分野でも歩み寄りを模索中だ。

 二十二日にはAPECの企業諮問委員会分科会でブッシュ米大統領、タイのソムチャイ首相、インドネシアのユドヨノ大統領らと円卓上で経済問題を討議。会議後、「出席者はみな、台湾の現状が一方的に変わることは問題との認識だ。中台が相互理解を深め、和解協力の道を行くことを楽観視している」と話した。

 陝西省西安の生まれ。台湾大学卒業後、二十九歳でシカゴ大学政治学博士を取得。元ミス・チャイナの連方夫人との間に二男二女。七十二歳。(深川耕治=08年11月26日記)


最新中国株情報 WINTRADE

バックナンバー