話題の人登場 2012年12月29日記(深川耕治)

   



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習近平中国共産党総書記の母、斉心さん

 
11月の中国共産党大会で総書記と中央軍事委員会主席に選出された習近平氏は初の国内視察地に広東省を選び、母の住む深セン(土ヘンに川)で家族と共に再会を果たした。その後、習総書記が妻・彭麗媛さんと出会って再婚するころの写真が公開されるなど、親民イメージに神経を使っているが、最近になって母・斉心さんが2001年、重慶テレビの「記憶」という番組で登場した映像が注目を集めている。

 当時、習氏は福建省長で、党若手幹部として出世コースを上り始めたころ。春節(旧正月)の時期、公務が多忙で母親の住む家に帰省できない通話内容が映像と共に紹介されている。

 習仲勲元副首相(前段中央)と斉心夫人(前段左端)、習近平氏(後段左端)
 斉心さんは電話で「仕事をしっかりやることが最大の親孝行。仕事を全うすることは家庭や自身に責任を持つことと一致する」と前置きした上で、息子である習近平氏に対して「何千回も言っているが、決して油断せず、間違いを犯してはならない。重責を担っても、健康と安全第一」と母親としての思いを伝えている。

 夫の習仲勲元副首相は広東省トップの省党委書記時代、経済特区構想を進めた立役者。文化大革命で副首相から党職をすべて解任された後、1978年に広東省党委第二書記として復活し、広東省の党や軍を握る指導者となり、不動産ビジネスを手がけて晩年は深セン市内で暮らしていた。

 香港メディアは習近平氏が総書記に就任する直前、習氏の兄弟姉妹が不動産ビジネスで香港や深センの高級マンションなどを所有していることを盛んに報じたが、母親本人は子どもたちに「不動産ビジネスから手を引け」と厳しく訓示していることも紹介されている。

 故・習仲勲元副首相との間に二男二女(長女・斉橋橋、次女・斉安安、長男・習近平、次男・習遠平)。86歳。


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