中国企画記事 特選

2007年10月19日記


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ポスト胡錦涛は習近平氏 台湾紙報道
李克強氏はポスト温家宝
政治局常務委は9人制維持

曽慶紅氏引退もなお江派残存
江沢民氏の意向優先色濃く


 十月十九日付の台湾紙「連合報」北京電によると、二十二日に公表される中国共産党の最高指導部、政治局常務委員会メンバーは九人制の枠を維持し、引退する曽慶紅国家副主席(68)の後継として習近平上海市党委書記(54)が二階級特進で入り、李克強遼寧省党委書記(52)も温家宝首相の後継候補として副首相に就任見込みと報じた。

 同紙の予想では政治局常務委の新メンバーは序列順で胡錦涛総書記(64)、呉邦国全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員長(66)、温家宝首相(65)、賈慶林全国政治協商会議主席(67)、習近平上海市党委書記、李克強遼寧省党委書記、賀国強中央組織部長(63)、李長春氏(63)、周永康公安相(64)の九人。現職五人、新人四人で江沢民前総書記に連なる上海閥が四人残存し、太子党(高級幹部子弟)で江氏が推す習近平氏が五年後の次期総書記になることから、胡錦涛派と拮抗する構図は変わっていない。

 習近平氏は曽国家副主席の業務(中央書記処や党中央の組織系統)を引き継ぎ、第五世代の指導者として政治局常務委でも中堅として胡錦涛総書記の後継になる実務経験を積むことになるという。胡錦涛派で共青団(共産主義青年団出身者)派の李克強氏は国務院(政府)内で故・黄菊副首相の職務を引き継ぎ、来年三月の全人代で副首相に就任して五年後には温家宝首相の後継として首相になるとしている。

 新人の賀氏、周氏がいずれも江沢民派であるだけでなく、アモイ密輸事件で親族の関与疑惑が消えない賈慶林氏、河南省党委書記時代のエイズ対策の失態を指摘されている李長春氏はいずれも江派。引退風圧の強かった賈氏が現職として残留するのは江沢民氏の強い意向によるとしており、来年三月の全人代で引き続き政治協商会議主席に就任すると予想している。

 曽慶紅氏の去就が注目されていたが、江氏が内部規定の「六十八歳定年制」を盾に曽氏の引退を早い時点で了承し、ポスト胡錦涛として習近平氏を推し、胡氏が後継に推す李克強氏を首相候補に指名したとする香港誌「開放」(十月号)の予想と同紙の予想はほぼ一致する。五年前の党大会で政治局常務委が七人制から九人制に増員されることを正確に直前予想したのは同紙北京電のみだったことから、今回の直前予想も信頼度が高いと見られている。(07年10月19日=深川耕治)


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