中国企画記事 特選

2007年10月5日記


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曽慶紅国家副主席、引退か 中国
党大会前、憶測飛び交う 香港紙報道


 07年10月5日付の香港紙「明報」によると、北京の複数の消息筋の話として曽慶紅中国国家副主席(68)が十五日開幕の第十七回党大会で年齢を理由に政治局常務委員ポストを退き、来年三月の全国人民代表大会(全人代=国会)で国家副主席ポストを引退する可能性がきわめて濃厚と報じた。曽氏が兼務していた香港、マカオを統括する党中央香港マカオ工作協調小組の組長ポストがだれになるかは現段階では不明としている。(深川耕治=07年10月5日記)


 同紙によると、曽氏はすでに年齢を理由に引退を願い出ており、同氏が現任している政治局常務委員と中央書記處の職務は習近平上海市党委書記(54)が引き継ぎ、香港・マカオ担当の唐家●(●は王ヘンに旋)国務委員(69)は来年三月の全人代で引退、後継に戴秉国外務次官(66)が就任する見込みとしている。

 党最高指導部である党政治局常務委員会は現在、九人だが、第十七回党大会で九人制を維持するか、七人制、五人制に変化するなど様々な情報が飛び交う。同紙は多数の記者の情報を総合する形で政治局常務委は九人の現状が維持され、同メンバーである胡錦涛総書記(65)、呉邦国全人代委員長(66)、温家宝首相(65)、賈慶林全国政治協商会議主席(67)、李長春政治局常務委員(63)の五人は留任し、六月に死去した黄菊副首相以外に曽慶紅国家副主席、呉官正中央規律委書記(69)、羅幹党中央政法委書記(72)ら三人が引退すると予想している。

 死去や引退で空席になる四人の新たな政治局常務委メンバーには周永康公安相(65 国務委員)、賀国強中央組織部長(64)、習近平上海市党委書記、李克強遼寧省党委書記(52)が入り、現在の中央政治局常務委メンバーより平均で約五歳若返るとしている。

 また、香港マカオ工作協調小組の廖暉副組長(65)は引き続き全国政治協商会議副主席の立場で香港・マカオを統括する職務を行い、同じく副組長職である劉延東党中央統戦部長(61)は政治局委員あるいは党中央書記處書記、国務委員を兼務する見通しとしている。

 曽慶紅国家副主席の進退問題は十五日から開会する五年に一度の党大会で注目される党最高幹部人事の一つ。江沢民前党総書記の懐刀として辣腕をふるい、現在は党内序列五位ながら実質上は胡錦涛党総書記に次ぐナンバー2の地位にあると見られており、去就が胡錦涛派と上海閥の権力バランスに大きな影響を与えることになりそうだ。


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