現地紙で読む最新情報

2004年6月28日記

◆香港全域で大掃除を実施(香港各紙6月28日付)
 香港特別行政区政府は6月27日、「全城清潔日(クリーン香港デー)」と銘打って各地で大掃除を実施した。香港全域を対象とした一斉清掃は、重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した昨年、環境衛生を向上させるべく企画され、年1回の実施が決まっている。今年は、蚊(カ)を媒介とする日本脳炎の域内感染が2件報告されていることから、カの駆除に重点が置かれた。

◆日本脳炎、香港全域対象の血液検査を計画(香港ラジオTV局・香港電台「RTHK」6月25日放送)
 香港衛生署傘下の感染症対策機関「衛生防護中心(ザ・センター・オブ・ヘルスプロテクション=CHP)」は6月25日、新界地区・元朗(ユンロン)の加州花園(パーム・スプリングス)で今年2人目の日本脳炎の患者が出たことから、同マンション住民643人の検診を行った。衛生署はこのほか、各地における日本脳炎感染のリスクを計るため、香港全域を対象に無作為に抽出した市民の血液検査を実施する計画を表明しているが、ワクチン接種の必要性は当面ないととらえている。

◆香港ジュエリーフェア、5万米ドルのダイヤ盗難(香港英字紙「サウスチャイナ・モーニングポスト」6月25日付)
 6月24日に開幕した「香港珠宝鐘表展覧会(ホンコン・ジュエリー・アンド・ウオッチフェア)2004」で、開幕から数時間のうちに価格5万7600米ドルのダイヤモンドと銀のブレスレットが盗まれたとの通報があった。香港警察は容疑者4人を連行し、盗品とみられる270米ドルのブレスレットを押収した。容疑者は中国本土籍で、宝飾品の窃盗をくわだてる組織の一員とみられている。6月25日にも約300米ドルの金のブレスレットを盗んだ中国本土籍の男性2人が逮捕された。本展覧会では昨年、一昨年の開催で合計約2300万米ドル相当が盗難に遭っているという。 

◆香港人飼い主逝去、サルの身の上案じる(香港各紙6月25日付)
 「サルを連れた薬売り」として知られる香港人・陳日標さん(享年93歳)が逝去し、飼っていたサル「金鷹」の身の上が案じられている。陳さんは金鷹を幼いころから育て、いつも一緒に過ごしていたが、保護動物であるサルの飼育に必要な許可証を所持していなかったため、2000年に漁農自然護理署から「金鷹」を手放すように迫られた。そして「金鷹」を失って途方に暮れる陳さんの姿が多くのメディアで報じられ、陳さんは特別に飼育を許可された。しかし個人で飼育権を持つのは陳さんだけだったことから、遺族がその権利を引き継げるかは不明という。

◆香港税関、日・韓ドラマ海賊版の販売組織を摘発(香港紙「星島日報」6月25日付)
 香港税関はこのほど、海賊版ソフト販売組織の一斉摘発を行い、葵涌で日本や韓国のテレビドラマなどの海賊版ソフトを専門に販売していたグループを摘発。幹部3人を連行し、1000万香港ドル(1香港ドル=15円)以上に相当する海賊版ソフトを押収した。日本や韓国のドラマなどは人気があり、海賊版が市場に多く出回っている。税関では同集団が扱うソフトは香港の海賊版市場の8割を占めるとみている。

◆深セン証取、中小企業市場の取引始まる(中国系香港紙「香港商報」6月25日付)
 中国広東省深セン市で6月25日、深セン証券取引所の中小企業向け市場の取引が始まった。中小企業向け市場の第1陣上場企業として同日取引が始まったのは、浙江新和成、江蘇瓊花高科技、浙江偉星実業、重慶華邦製薬、広東徳豪潤達電気、浙江精工科技、華蘭生物工程、深セン市大族激光科技の8社。中小企業向け市場は5月27日に開設されて以来、浙江新和成を皮切りにこれまでに20社が公募資料を配布した。
セン=土ヘンに川。

◆深セン、香港市民による物件購入は54%増(中国系香港紙「香港商報」6月25日付)
 香港市民による中国本土での物件購入は上半期7600件に上り、前年同期比31%増となった。これは不動産代理店「中原(中国)」の統計によるもの。同期の取引額は42億元(1元=13円)に上った。最も多い深セン市での物件購入は同54%増の4000件、続いて広州市が同30%増の1300件、その他の珠江デルタ地域が同4%増の1300件となっている。同社は下半期には香港経済の回復を受けてさらに物件購入が増えるとみており、深センでは同95%増の7800件と予測している。
セン=土ヘンに川。