現地紙で読む最新情報

2004年3月3日記


◆日本総領事館調査、香港の在留邦人数2万5211人(3月2日、香港日本領事館情報)
 在香港日本国総領事館が行った2003年度海外在留邦人実態調査の結果、香港の在留邦人数は03年10月1日現在、2万5211人と発表された。内訳は男性が1万4071人、女性が1万1140人。また永住者は888人(男性320人、女性568人)となっている。在留邦人数は総領事館に届け出られた在留届をベースに算出され、今年度の調査には届け出済みの在留届に記載の住所に書簡を送付し回答を依頼する方法で滞在を確認した。1999年から2003年までに転出届けを提出せずに離港したと思われる人数は含まれない。 

◆香港国際ジュエリーショー、初日に9人逮捕(香港各紙3月3日付)
 香港国際珠宝展(ジュエリーショー)2004が2〜5日、湾仔の香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで開かれているが、開幕初日の2日、9人が展示会場で逮捕された。外国籍の男女7人はうち1人が昨年9月の宝飾品展で発生した窃盗事件に関連している疑いがあり、文書偽造などの容疑で逮捕された。このほか中国本土籍の男性2人は宝飾品を隠し持っているのが見つかり、逮捕された。  

◆消費税導入の諮問、年末にも開始(香港紙「明報」3月2日付)
 香港特別行政区政府は財政赤字解消策として「商品及服務税(消費税)」導入に向けた諮問を今年末にも開始するもようだ。庫務局、税務局からなるチームが検討を開始しており、課税対象外となる品目や観光客に対する免税などの細則を含め、各国の消費税制度を研究して年内に報告書を提出する見込みという。零管理教会の余鵬春・主席は「消費税導入には、税収基盤を拡大する以外、財政赤字解消の方策がないという論拠が必要。支出の削減もまだ可能なはず」と指摘。10日に唐英年(ヘンリー・タン)財務長官が発表する2004/05年度財政予算案に消費税の検討が盛り込まれるか注目されている。  

◆観客増加で映画館の入場料値下げ(香港各紙3月1日付)
 今月から香港のUAアドミラルティーとUAタイムズスクエアの入場料が値下げされた。大人料金は70香港ドルから60香港ドルに、学生、子供、60歳以上の高齢者は40香港ドル。またUAの会員は毎週月〜水曜、40香港ドルで入場できる。UA関係者は値下げについて「市民の消費意欲の回復に合わせたもので、より多く利用してもらうために行った」と語った。また年内にも旺角に新たな映画館をオープンさせる予定も明かしている。2003年の香港の映画館の入場料収入は一昨年より1000万香港ドル減の8億6000万香港ドルだった。上半期は重症急性呼吸器症候群(SARS)の影響で売り上げが低迷した。だが下半期は快調で7、12月はそれぞれ1億香港ドル以上、8〜11月は毎月6000〜8000香港ドルだったという。  

◆アカデミー賞監督「カーワイ監督作品の影響大」(香港紙「東方日報」3月1日付)
 今年の米アカデミー賞で最優秀脚本賞を受賞したソフィア・コッポラ氏が、受賞スピーチの席で作品に影響を与えた人物に香港人監督の王家衛(ウォン・カーワイ)氏の名を挙げた。コッポラ氏は『ゴッド・ファーザー』シリーズの監督として知られるフランシス・フォード・コッポラの娘で、昨年同氏が監督した『ロスト・イン・トランスレーション』で同賞を獲得した。コッポラ氏はウォン氏のファンで、『ロスト…』のストーリーについてウォン氏監督『花様年華』の影響を強く受けたとも述べている。 

◆広州―珠海間鉄道、リニア採用は断念(中国系香港紙「大公報」3月2日付)
 年内にも着工を予定している広州―珠海間鉄道では、検討されていたリニアモーターカーの導入は断念し車輪式にすることが決まったもようだ。リニアモーターカーの採用断念は広東省鉄路集団の羊土生・総経理が明らかにしたもの。車輪式の採用によって建設コストは150億元抑えられるという。完成すれば広州―珠海間は40分で結ばれる。開通当初はピーク時で8分に1本の割合で運行させる計画だ。  

◆珠海・香港の両空港、協力契約を否定(中国系香港紙「文匯報」3月2日付)
 先に香港空港管理局が珠海国際空港の全面的な管理を移譲されると伝えられたが、両空港当局はともに1日、この情報を否定した。香港空港管理局は昨年6月に珠江デルタ5大空港によるフォーラムを開催し、空港管理、オペレーションなどについての協力強化について話し合ったが、合意に至ったのは緊急事故発生時や台風襲来などの際の対応に限られている。珠海空港ともまだ何ら協力契約を交わしていないという。珠海空港側も、香港空港管理局とはすでに約3年にわたって協議しているが、まだ具体的な協力関係は決まっていないと述べている。