現地紙で読む最新情報 

 2003年10月17日速報

◆ムーディーズ、香港の格付けを2段階アップ(香港各紙10月17日付)
 国際格付け会社のムーディーズが香港のソブリン格付け(外貨建て)をA3からA1に引き上げた。より緊密な経済・貿易関係に向けた協定(CEPA)、港珠澳大橋の建設、個人旅行の解禁などで中国本土と香港の経済がより融合するとムーディーズは見ている。唐英年(ヘンリー・タン)財政長官は16日、「2段階の引き上げは、香港がアジア金融危機に続いて重症急性呼吸器症候群(SARS)という苦境を乗り越え、一国二制度を実現し、堅固な経済のファンダメンタルズを確保していることのあらわれ」とムーディーズの発表を歓迎した。ムーディーズはまた、中国の同格付けをA3からA2へ、マカオをA3からA1に引き上げている。


◆香港医管局、SARSの報告を公開(香港各紙10月17日付)
 香港の公共病院を統括する医院管理局(ホスピタル・オーソリティー)は16日、重症急性呼吸器症候群(SARS)検討委員会の報告を公開した。45項目の課題が示されたが、これについて衛生福利及食物局は「医療物資の確保など、すでに改善した内容も含まれており、当局の実状を確認していない」と不服を表明した。また衛生署は「当署が提供した資料とは合致しない部分がある」と指摘した。


◆ランタオ島の陰澳を欣澳に改名(香港紙「東方日報」10月16日付)
 ランタオ島にある陰澳の地名が「欣澳」に変更された。手続きを行った旅遊事務署は「陰」という字は縁起が良くないとの理由で地名変更を申請したと説明している。英語名も「Yam O(ヤムオー)」から「Sunny Bay(サニーベイ)」に変更された。ディズニーランドへのアクセス手段となるMTRペニーズベイ・レールリンクの発着駅となる「陰澳駅」は「欣澳(サニーベイ)駅」になる。これまで縁起が悪いとの理由で変更された地名には「調景嶺(旧・吊景嶺)」や「楽富(旧・老虎岩)」などがある。


◆香港市販のカラーリング剤、半数が成分不明(香港紙「星島日報」10月16日付)
 消費者委員会は先ごろ、市販されている頭髪用のカラーリング剤30品目を調査した。結果、成分表示の規定を満たしていたのはわずか11品目だった。市販のカラーリング剤を利用する人は多いが、うち1割は「皮膚がかぶれた」「目がはれた」といったアレルギー症状を起こして病院を訪れるという。皮膚科医は成分表示が明確でない商品は購入を避けるよう注意を呼び掛けている。


◆マカオの実業家令嬢のポルシェが乗り捨て(香港紙「明報」10月16日付)
 マカオの実業家、何鴻●(スタンレー・ホー)氏の長女である何超英さん所有のポルシェが道端に乗り捨てられているのが見つかった。大坑道の路肩に乗り上げたまま放置されている黄色いポルシェを15日早朝、通行人が発見して通報。車内は無人でドアはすべてロックされていたという。警察では事故を起こして乗り捨てられたと見て捜査を進めている。来月82歳になるホー氏には4度結婚して17人の子供がいる。超英さんは最初の妻との間に生まれた。
【●=火が3つの下に木】


◆広州交易会開幕、出展企業は過去最多(中国系香港紙「香港商報」10月16日付)
 広州市で15日、「第94回中国出口商品交易会」(広州交易会)が開幕した。中国の輸出で大きなウエートを占める広州交易会は、春に開催した前回が重症急性呼吸器症候群(SARS)の流行で振るわなかったことから、今回の開催には期待が寄せられている。今回の広州交易会には過去最高の1万195社の企業が出展。出展の中では国際購買センターや電子商取引のプラットホームが最も注目を浴び、国連による購買説明会には多くの企業関係者が集まった。今回は一部の展示が広州の新しい展示会場である広州琶洲新館で行われている。


◆深セン塩田港、華南最大のコンテナバース(中国系香港紙「香港商報」10月16日付)
 深セン市の塩田港で15日、第3期6号バースが供用を開始した。大鵬湾の塩田港第3期には6〜9号の4つのバースがあり、うち6号バースは全長366メートル、幅36メートル、水深16メートル。10〜12万トン級のコンテナ船の接岸が可能で、コンテナバースとしては国内最高クラス、華南では最大とされる。昨年9月に工事が始まり、予定より3カ月前倒しで完成した。第3期の完成によって、塩田港のコンテナ取扱量は倍増する見通しとなっている。
セン=土ヘンに川。