現地紙で読む最新情報

2004年3月4日記


◆香港への直通バス、皇崗での乗車禁止に(香港各紙3月3日付)
 中国広東省深セン市から香港の市街地へ戻る直通バスについて、深セン市当局は3月2日午後6時、「ボーダー付近の停留所からの直通バスへの乗車を3月16日まで禁止する」と通告し、現場が混乱する騒ぎがあった。香港特別行政区政府はこの措置を当日まで聞かされておらず、環境運輸及工務局の廖秀冬(サラ・リャオ)局長は3日、「われわれは昨日知った」と語っている。「理由は混雑緩和」と説明されているが、皇崗(深セン市側)と落馬洲(香港側)の出入境管理所を結ぶボーダーシャトルバス(通称・黄バス)がこれらの直通バスに乗客を奪われ、当局に抗議したためとも推測されている。 

◆香港の麻薬捜査犬お手柄、ドラッグ発見(香港各紙3月3日付)
 香港税関の麻薬捜査犬「バーニー」は2日、羅湖出入境管理所で入境しようとした男性がはいていたスニーカーと所持していたバッグから、麻酔薬などに使われる薬物のケタミン(通称・K仔)270グラムを発見した。末端価格8万7900香港ドル相当。バーニーはオスのラブラドール犬で2000年に税関に配属された。

◆チムサーチョイで窃盗事件が大幅増加(香港紙「東方日報」3月3日付)
 香港警務処の統計で、チムサーチョイ・油麻地地区で発生した窃盗事件は今年1〜2月で64件に上り、昨年の3倍に達する勢いであることが分かった。同地区で昨年起こった窃盗事件は195件。前年の2倍に増えている。犯行現場は九龍公園やプロムナードなど。中国本土からの観光客が狙われやすく、道路の横断などで注意がそれるときに犯行に及ぶ手口が多いという。

◆耳あか掃除、聴力に影響(香港各紙3月2日付)
 香港の幼稚園児の1082人を調査したところ、26%に当たる281人に聴力障害があることが分かった。香港大学医学院外科学系の名誉副教授が行った聴力検査で異常が見つかった園児のうち、126人が耳咽喉管閉塞、55人が耳あか、23人が音感性失聴、6人が急性中耳炎のために聴力に問題が生じていた。耳にはあかを自然に排出する機能があるが、綿棒を使って無理に耳を掃除するとかえって穴を塞いだり、殺菌作用のある耳油まで取り除いてしまい炎症を起こす恐れもあるという。

◆非番の警官、女性に声掛け通報される(香港紙「星島日報」3月3日付)
 2日深夜、香港・新界地区・大埔のバーで非番の警官が女性に声を掛け、香港警察に通報されるさわぎがあった。この女性は男友達と連れ立って来ており、途中1人で店の外に出て携帯電話を掛けた。そのとき背後から突然見知らぬ男性が近付いてきたため、大声を出したという。男性は非番の警官で「女性を知人と間違えた」と語り、すぐに謝ったというが、女性は男性がちかん目的で近付いたとして警察に通報した。この警官は事情聴取を受け、この女性とも和解している。
 
◆香港工業総会が珠江デルタ工業協会を設立(中国系香港紙「文匯報」3月3日付)
 香港工業総会は2日、傘下に珠江デルタ工業協会を正式に設立したと発表した。珠江デルタ工業協会は中国広東省に6カ所の連絡事務所を設置し、広州、深セン、仏山、東莞、恵州、肇慶、江門、珠海、中山の9市をカバー。同地域内の5万社を超える香港系企業に対して情報提供、地元政府官僚とのフォーラム設定などの支援活動を行う。同日付『信報』によると、夏に向けて懸念が高まる電力供給の問題について、珠江デルタ工業協会としてすでに広東省政府にレターを送っており、政府とメーカーの間のパイプ役を務める意向だ。

◆中国従花市、温泉資源を利用して観光業振興(香港紙「香港経済日報」3月3日付)
 中国広東省従花市では温泉資源を利用して観光業を振興し、国際的にもプロモーション活動を行う意向だ。同市の梁建清・市長は「新たに建設する約29平方キロメートルの従花温泉旅遊度假区を中心に観光資源のレベルアップを図る」と述べた。これまでは広州市からの観光客が大半を占めていたが、今後は香港を含む珠江デルタ全体や海外向けにプロモーションを展開する意向を示した。市内には現在、4つ星ホテルが2、3軒しかないが、従花温泉旅遊度假区の計画には5つ星ホテルや国際会議施設の建設も含まれている。