現地紙で読む最新情報

2004年6月14日記

◆香港ドラゴンボートレース国際大会、賛助に期待(香港TV局「無線電視」<TVB>6月12日放送)
 今年の開催が危ぶまれていたドラゴンボートレース国際大会に、尖沙咀街坊福利会が「100万ドル以上を賛助する」とスポンサーに名乗りを上げ、開催のめどが立ちそうだ。香港民政事務局の何志平(パトリック・ホー)局長はこのほか康楽及文化事務署が40万ドルを賛助する方針を明らかにしている。それでも約50万ドル不足しており、何局長は「企業でも団体でもいい。ドラゴンボートレースは香港観光のブランド商品だ」と賛助を呼び掛けた。資金繰りがつけば、レースは沙田河で7月31日、8月1日に開かれる予定。

◆香港の家計貯蓄額、アジアで2番目(香港英字紙「サウスチャイナ・モーニングポスト」6月11日付)
 シティーバンク銀行の調査によると、香港の1世帯当たりの家計貯蓄は日本に次いでアジアで2番目に高額であるという結果が示された。この調査によれば、2003年の香港における家計貯蓄は総額4480億米ドルとされ、過去10年間の増加率はアジアで最も高かた。日本の1世帯当たりの家計貯蓄は10万米ドルで最高、2位は米国の9万8000米ドル、香港は6万4000米ドルでシンガポールの5万ドルを上回った。

◆中国本土での事件被害者、香港警察の捜査に協力せず(香港各紙6月11日付)
 香港警察によると、中国本土で誘拐・監禁などの被害にあった香港市民の95%は捜査に協力せず、事件の捜査が難しくなっている。辺境警区の馮国安・指揮官は先ごろ、こうした被害者の多くは風俗産業がらみの詐欺に遭っていると指摘。女性と連れ立って行った場所に凶器を持った男性が現れ、クレジットカードを奪って暗証番号を聞き出し、現金を引き出される事件が多発しているが、被害者は自らのIDカードやパスポートなどを再発行するために盗難届を出すだけで、捜査には協力しないケースがほとんどだという。香港・深セン当局が昨年1月に合同捜査システムを設立してから今年5月までの被害届は36件にとどまり、昨年同期の114件に比べ著しく減少しているが、中国本土の公安当局に情報を提供すれば犯人逮捕の機会が増えるとみている。
セン=土ヘンに川。

◆香港漁農署自作の縄でワニ捕まる(香港紙「星島日報」6月11日付)
 昨年11月に香港・新界地区の元朗南生囲の湿地で発見され、幾度の捕獲作戦をくぐり抜けてきたと思われるワニが6月10日、捕まった。同日午前9時、水辺にワニが姿を現したのを漁農自然護理署の職員が確認してわなを仕掛け、約1時間後に「お縄」となった。ワニは約4歳のメスだった。このわなは針金でつくった輪の中をワニの頭部が通過したとき輪を引っ張りあげる仕組み。、漁農署の職員が設計した自作の品で、費用はわずか80香港ドル(1香港ドル=15円)。ワニの捕獲にはオーストラリアや中国本土の専門家が招かれ、約30万香港ドルを費やしたといわれるが、いずれも失敗していた。

◆香港コミックフェア、入場者延べ38万人を予測(香港紙「星島日報」6月11日付)
 毎年恒例の「香港漫画節(コミック・フェア)」が今年は初めて「ゲームフェア2004」とタイアップで開催される。主催者側によると参加企業は計400社。旅行会社と提携し、中国本土からの個人旅行者の入場も見込む。このため入場者は過去最高の延べ38万人に達すると予測している。入場料は大人1人20ドル、11歳以下の児童は無料。開催予定は7月30日〜8月3日だという。

◆中国広西チワン族自治区トップが香港入り(中国系香港紙「大公報」6月11日付)
 中国広西チワン族自治区トップの曹伯純党委書記は6月10日、香港を訪れ、香港の董建華行政長官と会談した。曹書記一行の香港入りは11月に同自治区南寧市で開催される「中国―アセアン博覧会」の宣伝を目的とする。汎珠江デルタ経済圏の協定が調印されてから初めての圏内地域による香港でのプロモーション活動となった。広西チワン族自治区は華南とアセアンを結ぶゲートウエーとなることを発展のチャンスととらえており、曹書記は香港貿易発展局の林天福総裁を高級顧問の1人として招き入れたことを明らかにした。

◆汎珠江デルタ、秘書長級会議を来月開催(中国系香港紙「文匯報」6月11日付)
 香港の董建華行政長官は6月10日、汎珠江デルタ経済圏の地域協力について秘書長級会議が来月開かれることを明らかにした。董長官は汎珠江デルタ経済圏構想の推進について、曽蔭権(ドナルド・ツァン)政務長官が協力活動を統率し、林瑞麟政制事務局長が調整を担当すると説明した。秘書長級会議には林局長が出席する。汎珠江デルタの地域協力では交通網整備が特に重要であるとの見方を示し、計画中の港珠澳大橋(香港のランタオ島からマカオ、珠海までの陸橋)を鉄道併用にする可能性も示唆した。