現地紙で読む最新情報 

 2004年6月17日速報


◆米議会、香港の1国2制度に疑念を報告(香港各紙6月17日付)
 米国議会の貿易安全保障を検討する委員会がこのほど公表した報告書は、香港の「1国2制度」に疑念があると指摘した。中国中央政府が香港の政治体制改革に法解釈を行い、時事評論家らの番組降板で言論の自由が取りざたされる状況を論拠としている。米国政府は、共産圏への輸出を規制するハイテク製品を香港に輸出するため「香港政策法」による特例を定めているが、この法令は「1国2制度の維持」を前提に香港と中国本土とを区別していることから「維持できない」とみなされれば、香港への輸出に規制がかかると懸念されている。

◆端午節に備え、中国本土からの活鶏輸入枠を拡大 香港(香港各紙6月16日付)
 香港衛生福利及食物局は6月16日、旧暦5月5日(今年は6月22日)の端午節に向けた鳥肉需要に備え、中国本土からの活鶏の輸入数量枠を1万羽増やすと発表した。現在、1日3万羽としている輸入枠を18〜20日の3日間は4万羽とする。同局のスポークスマンは「中国の伝統文化にちなんだ祝日には(家族で食卓を囲むため)鳥肉の需要が高まる。本土の当局に協力を求め、検疫体制を整えて供給を増やす」と語った。

◆エアコンの取り付け工事、消費者委が注意(香港紙「明報」6月16日付)
 香港消費者委員会はこのほど、エアコンの取り付け工事に高額な料金設定をしているケースがあるとの報告書を発表した。室外機とのセパレート型38機種について調査したところ、リビングやベッドルーム向けの小型機種(本体価格1290〜6780香港ドル)の工事料は800〜1900香港ドル(1香港ドル=15円)だったが、本体2980香港ドルに対して工事料がその62%に当たる1850香港ドルに及んだケースもあった。消費者委に寄せられる苦情も2001年の140件から03年には222件に増えた。04年は第1四半期までで20件を数えている。消費者委ではエアコンの販売価格に工事料が含まれるかなどに注意し、購入前に見積もりを要求するよう呼び掛けている。

◆広東省、西江の水路整備に46億元投資(中国系香港紙「香港商報」6月16日付)
 中国・広東省政府はこのほど、46億元(1元=13元)を投じて珠江西岸を流れる西江の内航水路を整備することを決定した。これは広東省交通庁の張遠貽庁長が明らかにしたもので、2010年までの整備を目指す。珠江西岸の水路整備は先に開催された汎珠江デルタ経済圏のフォーラムで方針が示された。西江は珠江の支流で、広西チワン族自治区の紅水河と合流する。水路が完成すれば中国西南部と香港を結ぶ貨物輸送ルートとなり、香港の国際物流基地としての地位向上が期待できる。

◆香港政財界、6月20日から広東省韶関・清遠を視察(香港各紙6月17日付)
 香港貿易発展局(HKTDC)は6月20〜22日、香港政財界からなる視察団を組織して広東省西部の韶関、清遠両市を訪問する。今回の視察ツアーは4月末に行われた湛江、陽江両市(約70人が参加)に続くもので、広東省と香港当局の協力を推進する第6回粤港合作連席会議で決められた。香港企業に広東省西部の投資環境、プロジェクトを紹介するとともに、地元に対して香港のメリットをアピールする。20日夜に韶関市入りし、21日午後に清遠市へ移動し、22日に香港へ戻るスケジュールとなっている。

◆広東省の粤海ビール、外資歓迎(香港英字紙「サウスチャイナ・モーニングポスト」6月16日付)
 中国広東省政府が発行済み株式の53%を保有するビールメーカー「粤海●酒」が、外国企業の資本参加に積極的な姿勢を見せている。粤海ビールは、今年始めにオランダのビールメーカー「ハイネケン」に発行済み株式の21%を売却した後、1〜5月の売り上げが前年比38%上昇しており、ハイネケンの中国現地法人の許宝忠会長は、粤海ビールの持ち株比率を増やしていく意欲を見せている。今月始めには米国のアンハウザー・ブッシュ(AB)ビールがハルビンビールを全面買収するなど、中国ビールメーカーへの外国企業の資本参加が進んでいる。
●=口へんに卑

◆大学ランキング、清華大が今年も1位(香港紙「星島日報」6月16日付)
 中国本土のインターネットサイト、網大が本土の651カ所の大学を対象に調査した大学ランキング「2004年網大中国大学排行榜」で、清華大学が昨年に続き1位となった。これは同サイトが「一般市民の立場から見た大学ランキング」として1999年から行っているもので、今年で6回目となる。2位以下は北京大学、南京大学、復旦大学、浙江大学、中国科技大学、上海交通大学、南開大学、北京師範大学、中国人民大学の順だった。