現地紙で読む最新情報

2004年6月30日記

◆台風7号「ミンドゥル」接近で1号警戒(香港紙「星島日報」6月29日付)
 香港天文台は、6月30日に台風7号「ミンドゥル」が香港の半径800キロメートル内に接近し、1号シグナルを発令する可能性があると警戒を促している。香港では6月28日午前10時に今年2度目の酷暑警報が発令されて以来酷暑が続いているが、同30日も気温が34度まで上がり、一時激しい雷雨の予報。最高気温が33度に達する真夏日は7月1日の返還記念日まで続き、週末にかけて降雨とともに1〜3度下がる見込み。、連日の猛暑でアイスクリームやジュース、果物の売り上げが好調を呈し、パークンショップでは6月のアイスクリームと飲料の売上高が前月比24%増に達する勢いだという。

◆7月1日デモ、香港島中心部で交通規制(香港各紙6月30日付)
 7月1日の香港民主派組織が準備している大規模デモ行進に対応し、香港運輸署は香港島コーズウェイベイから同島セントラルまでの各所で交通規制を敷く。デモの起点であるビクトリア公園周辺、コーズウェイロード、怡和街、ヘネシーロードからクイーンズウエー、クイーンズロードセントラルそしてデモの終点となる政府本庁舎付近を経由する路線バス89路線、ミニバス23路線がルート変更するほか、トラムはノースポイントからセントラルにかけてデモの進行に合わせて一時停止する。タクシーや一般車両の停車、路上駐車もできなくなる。デモ行進は午後3時にビクトリア公園を出発し、セントラルの政府本庁舎までを歩く予定。30万人の参加が予測されているが、台風接近の情報もあり、主催者である民間人権陣線は6月30日、「台風シグナル8号以上あるいは大雨警報のブラックレインが発令された場合、7月4日午後に延期する」と発表した。    

◆S&P、香港ドルの展望を「安定的」に(香港各紙6月30日付)
 国際格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は6月29日、香港ソブリン格付けのうち自国通貨・長期格付け「AA−」のアウトルック(展望評価)を「ネガティブ(引き下げる可能性がある)」から「安定的」に切り替えた。長期格付は「AA−」。経済が回復基調に乗り、デフレの終えん、消費者信用度の上昇がみられ、財政赤字の解消に希望が持てることなどが理由で、これに伴い、香港地鉄公司(MTRC)、九広鉄路(KCRC)、香港空港管理局の債券格付け「AA−」のアウトルックも「安定的」に切り替えられた。  

◆香港特別行政区政府の迎賓館、7月4日に公開(香港各紙6月30日付)
 香港特別行政区政府は7月4日、香港礼賓府(ガバメントハウス)を一般公開する。時間は10〜17時(悪天候の場合は中止)。ガバメントハウスは政府のセレモニーや海外の要人との接待などに利用される特区政府の迎賓館。これまでに訪れた各国元首の写真を展示するほか、今回は特別にランの展示も行われる。参観希望者は車での来場は避け、アッパーアルバートロードの東側入り口に並んで順次入場。参観を終了時間に合わせて入場を打ち切る。

◆広州市政府、増城市の合併で拡張計画(香港紙「香港経済日報」6月29日付)
 中国広東省広州市政府は東側に隣接する増城市の合併を計画しているもようだ。同市は2000年にもともと管轄下にあった番禺市と花都市をそれぞれ区として合併した。さらに管轄下にある増城市も合併して面積拡張を図る考えだ。同市の林樹森党委書記が先に同市の今後の発展を分析した報告の中でこの計画を明らかにした。合併を考えているのは増城市と広州経済技術開発区で、両地を広州市内の区として合併すれば工業生産力は大幅に増強される。

◆深セン中小企業市場でブラックマンデー(中国系香港紙「大公報」6月29日付)
 中国広東省の深セン市証券取引所では中小企業向け市場が6月25日から取引を開始したが、取引2日目に当たる28日、上場8銘柄のうち7銘柄が軒並み約10%下落して取引停止となった。、中小企業向け市場に上場した8銘柄はいずれも株価収益率が60倍となるなど、投機的に高く買われていたことが今回の下落を招いたと分析されている。同日は上海、深センの両証取のメーンボードのA株指標も今年最低を記録した。

◆豊作で広州市に「ライチ病」(香港紙「明報」6月28日付)
 6〜7月が旬のライチ。今年は豊作で価格が安かったことから、中国広東省都・広州市では食べ過ぎによる疾患がうわさされている。広州市第2人民医院や広州市第二人民医院では発熱のため診察を受けた患者50〜60人の60%以上がライチの摂取過多とみられる咽頭炎などを起こしていた。糖尿病が疑われるケースもあったという。香港では中国本土へライチ狩りに出掛ける人も増えたことから、昨年の輸入量は前年比55%減にとどまったが、それでも1シーズンに3900トン、2400万ドル相当を本土から輸入している。衛生署は疾患との関連性を否定しているが、医学専門家は「ライチはカロリーや糖分が高い」と食べ過ぎに注意を促している。