現地紙で読む最新情報
 2004年7月13日速報

◆5月の香港観光統計、169万人が香港入り(香港各紙7月13日付)
 香港政府観光局(HKTB)は7月12日、2004年5月の観光統計を発表した。同月の香港観光客数は延べ169万4392人で、5月の統計としては過去最高を記録し、重症急性呼吸器症候群(SARS)流行で渡航者が激減した昨年5月と比べ297%増と大幅な伸びを示した。5月は従来「香港観光のオフシーズン」と言われるが、中国本土からの香港観光客数がSARSの影響を受けていない02年の同月と比べ78.8%増と急増し、延べ97万2837人を数えた。

◆1958〜59年生まれの香港人、香港IDカード更新の予約受付中(香港各紙7月12日付)
 1958〜59年生まれの香港居住者を対象に香港身分証(IDカード)のスマートカードへの切り替えが7月26日〜9月25日に行われる。身分証番号に「A」または「***」の符号、もしくは99年以降に発行された身分証で「R」の文字が入っている人は既存のIDカードを持参して手続きをし、それ以外の人は既存のIDカードに加えてパスポートなど香港の居住条件を証明できる身分証を携帯のこと。申請手続きの予約は7月12日から電話1838333、政府ウェブサイトwww.esd.gov.hk、または「生活站(ESD)」の端末から受け付けている。問い合わせは電話2824―6111、ウェブサイトwww.smartid.gov.hkで申請場所・時間などの詳細を案内している。

◆公立病院の通訳求め、1800人が署名(香港英字紙「サウスチャイナ・モーニングポスト」7月12日付)
 香港の少数派人権擁護団体のSocoは、公立病院の通訳サービスを充実させるよう求める署名運動を香港・九竜地区のジョーダンで行い、1800人以上の署名を集めたと報じた。1999年にACニールセンが発表した調査報告では、香港に居住する外国人のうち、広東語を話せる人の割合は11・2%のみだが、英語は同60%という結果が出ている。Socoは集めた署名を衛生福利及食物局に提出する意向。

◆大潭郊野公園でハイキング強盗(香港紙「明報」7月11日付)
 7月10日、大潭郊野公園でハイキング途中の市民が強盗に遭った。同日午前9時ごろ、ジャーディンズ・ルックアウト付近のトレイルコースを歩いていた男性が刃物を持った男に襲われた。事件は未遂。男性にけがはなく、下山して自ら通報した。約30分後に捕まった犯人は雲南省出身の不法入境者で、警察では頻発するハイキング強盗との関連性を調べている。一方、4日に藍地水塘で起きたハイキング強盗では2匹の警察犬、テディーとシンシンが活躍し、草むらに隠れていた不法入境者3人を捜し出し、逮捕につながった。

◆フィリップス、深センの携帯生産を取りやめ(中国系香港紙「大公報」7月11日付)
 フィリップスの携帯電話を委託生産している中国の深セン桑菲公司幹部は7月9日、関税引き上げによってフィリップスが欧州向け製品の生産を中国以外で行うことを決めたと明らかにした。深セン桑菲公司では昨年、生産量と売上高が伸びたにもかかわらず利益は減少した。これには中国政府による税還付政策の変更で実質的に関税が引き上げられたことと、欧米の対中経済制裁があるという。フィリップスは来年の同社との契約満了を機にアジア向け製品の生産を残し、欧州向けの生産は他地域へシフトするという。

◆色じかけ強盗、広東省で上半期484件(香港紙「明報」7月11日付)
 中国広東省の警察当局は7月9日、女性をえさにして強盗をはたらくといった「色じかけ強盗」が今年上半期で484件発生したと発表した。事件の発生は珠江デルタ地帯に集中し、女性を使って特定の場所に誘い込んだ後、脅したり睡眠薬で眠らせて金品を奪うケースが多い。特にこうした事件で使用される睡眠薬「迷魂薬」が珠江デルタではんらんしていることが事件多発の主因とみられている。中には服用後1分間で眠ってしまう「強効迷魂薬」を使用するグループもいる。事件はたいてい晩から夜中にかけてマンションなど一般の居住地で発生している。

◆中国本土からディスク持ち出しで罰金(香港紙「星島日報」7月12日付)
 中国本土で正規版のディスク10枚を購入して出境しようとした香港人男性が本土側の税関から密輸とみなされ、6万元(1元=13円)の罰金を科せられた。中国本土で販売されている正規版の映像、音楽ディスクのパッケージには「出境時の持ち出しを禁ず。これに違反した場合は刑事責任に問われる可能性がある」と記されており、さらに中国本土の税関の規定では「いかなる者も自ら観賞する以上の数量の映像、音楽ディスクなどを出境時に持ち出した場合は罰金を科す場合がある」とある。だが「自ら観賞する以上の数量」という明確な基準は公開されていない。中国本土の映像ディスクなどは安価なため香港人に人気があるが、かつても同様の事例があることから香港税関では注意を呼び掛けている。