現地紙で読む最新情報
 2004年6月3日速報

◆報道と言論の自由、立法会で動議提出(香港各紙6月3日付)
 香港立法会(議会)で6月2日、香港の報道と言論の自由が取りざたされた。時事評論家たちがそれぞれパーソナリティーを務めていたラジオ番組を降板し、その背景に「圧力があった」などの報道が過熱している。こうした状況から陳偉業・議員は「香港の報道と言論の自由が憂慮される」と述べ、政府に自由の擁護を求める動議を提出した。一連の騒動ではまた、事務所に赤ペンキをかける事件も報告されており、香港警察が捜査に乗り出している。

◆汎珠江デルタ9省・区に1500億米ドル投資(香港各紙6月2日付)
 中国本土の9省・自治区(広東、福建、江西、湖南、貴州、四川、雲南、海南の8省と広西チワン族自治区)と香港、マカオの2特別行政区からなる「汎珠江デルタ経済圏構想」の首長級会議が6月1〜3日に香港、マカオ、広州市で開かれた。香港の董建華・行政長官は1日、香港で開催された開幕式で、これら8省1自治区への香港企業からの投資状況にいて言及した。投資総額は1500億米ドルに上り、同地域における外国企業による直接投資額の半分以上を占めた。2003年末までに同地域に関連会社を設立した香港企業は約12万社を数える。

◆白沙道の歩行者天国、6月3日から(香港各紙6月3日付)
 香港運輸署は6月3日から、香港島コーズウェイベイの白沙道、およびリーガーデンロードの啓超道と白沙道との区間において交通規制を実施する。規制の内容は月〜金曜の16〜24時、土・日曜と祝日の12〜24時、車両の通行を禁止する。これに伴い、ミニバス28、30、36番の停留所は富明街や蘭芳道へ移動する。運輸署は半年間、白沙道の歩行者天国を試験的に実施する計画だ。

◆ノー冷房デー、162校が参加(香港紙「明報」6月2日付)
 香港の環境保護団体「自然足印」の呼び掛けにこたえ、香港域内の幼稚園や学校が6月1日、教室の冷房を付けずに過ごしたという。参加した162校の児童数は合計約15万人。最高気温が摂氏2度に達した同日、扇子やうちわを片手に授業を受けた子供たちの感想は「暑くて死にそう」「冷房を付けると温室効果でかえって気温が上がるから付けない方がいい」とさまざまだった。また、参加校の30〜40%では職員室の冷房が付いていた。

◆父子のコミュニケーション、57%が不足(香港紙「星島日報」6月2日付)
 香港の新界社団連会が6月20日の父の日を前に、1211人の市民を対象に行った父子関係の意識調査で、57%の子供が「父親とのコミュニケーションが足りない」と感じていた。「父親とコミュニケーションをよく取る」と答えた子供は42%で、「これまで1度もない」と答えた子供は5.74%だった。また60%の子供が「父の日の一番の願いは、父親が健康でいてくれること」と答えた。

◆広州3企業、香港理工大で就職相談会(中国系香港紙「文匯報」6月2日付)
 香港理工大学で6月1日、広州市の企業3社が参加した就職相談会が実施された。相談会で求人を行った広州企業は広州地鉄公司、広州港集団、広州汽車工業集団の3社。求人数は100人余りで、財務管理や技術者、営業職などを募集。月給は2000〜4000元だが、800人以上の学生が会場に訪れた。企業側は香港人の国際視野や管理能力を企業の競争力向上に生かそうと考えているが、募集内容では中国本土の文化と生活習慣に対する認識も要求している。

◆広州南沙の新フェリーターミナル、7月稼働(中国系香港紙「大公報」6月2日付)
 中国広東省広州市番禺区で建設されている南沙新フェリーターミナルが7月に完成する見通しだ。稼働すれば香港―南沙間は1時間で結ばれ、運賃は据え置かれるという。南沙新フェリーターミナルは南沙経済技術開発区の新城区に位置する。2000年から建設準備が始まり、総工費は1億1000万元に上る。年間利用者は90万人として設計され、一度に900人までの利用が可能。出入境カウンターは16カ所あり、手続き所要時間は3〜5分と見込まれる。