現地紙で読む最新情報  2008年10月23日速報

     



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■マカオ政府、国家安全条例の立法に着手(香港紙「明報」10月23日付)
 マカオ特別行政区政府の何厚●(金へんに華)(エドモンド・ホー)行政長官は11月22日、マカオ基本法(ミニ憲法)第23条に基づき、国家安全条例の立法に着手することを発表した。今年11月末まで公開諮問期間を設け、何長官の任期が満了する2009年末ごろまでに立法を目指すという。香港では2003年に立法会での採決間近に廃案となり、立法を推し進めた董建華・行政長官(当時)は政権維持が難しくなって任期途中で退陣している。香港特別行政区政府スポークスマンは23日、香港基本法には国家安全条例制定の義務が記されていると指摘した上で、現時点では経済と民生問題が急務であり、香港特区政府は当面、国家安全条例の立法に着手する考えはないとコメントしている。

■金融危機で香港の汚職通報増える見通し(香港各紙10月22日付)
 汚職を取り締まる独立機関「廉政公署(ICAC)」では、1998年の金融危機時に汚職通報件数が増えたことから、今回の金融危機でも増加すると予測している。11月21日に行われた立法会保安事務委員会で民主党の●(サンズイに余)謹申議員が湯顕明コミッショナーに「金融危機以降、保険・金融業界の汚職摘発が多くなるか?」と質問し、これに対しメ\議員は「好景気のときはお金が稼げるし、何でもふたをして隠せる。でも不況になったら、ちょっと調べればすぐにたくさんの問題が見つかるだろう」と発言。10年前の金融危機では民間企業の汚職に関する通報は33%増加したほか、政府部門の汚職に関する通報も20%増えたという。最近、ビルやマンションの改修工事にかかわる汚職が増えていることについて、執行処の李銘沢・首長は「家主も店子も通報したがらず、捜査に協力的でない」と摘発の難しさを指摘した。

■CITICパシフィック、為替で巨額損失(香港各紙10月21日付)
 香港上場の中国コングロマリット企業、中信泰富(CITICパシフィック)の栄智健(ラリー・ユン)会長が11月20日、「アキュムレーター」と呼ばれる為替取引で、147億ドルという巨額の損失を招く恐れがあると発表した。オーストラリアで手掛ける鉄鋼プロジェクトの為替リスクを回避するための取引だったが、昨今の為替相場の変動でオーストラリアドルが急落したため、9月に一部の取引を解約していた。21、22日付の香港各紙によると、この取引にかかわった財務部門の責任者は辞職しており、栄会長は事情を知らなかったというが、栄会長の娘である栄明方氏は財務部のマネジャーを務めており、最近、降格・減給されたと報じられている。

■深センで香港系企業倒産で抗議活動相次ぐ(中国系香港紙「文匯報」10月21日付)
 中国広東省深セン(土ヘンに川)市で11月20日、倒産した香港系企業で給与支払いを求めるワーカーなどの抗議活動が2件立て続けに発生した。1件は宝安区西郷鳳凰崗にある時計メーカー、宜進利集団の工場。先週すでに操業を停止し清算手続きに入っているが、一部ワーカーは9月分の給与を受け取っておらず、数百人が工場の外に集まった。西郷労働部門が介入しワーカーと協議している。もう1件は竜崗区で電子機器を生産する港声電子厰。18日に操業を停止し、経営者が失跡。ワーカーとサプライヤーが当局の介入を求めて竜崗区政府までデモ行進した。深センや東莞市などでの企業倒産続出を受け、中国共産党中央政治局の李長春・常務委員が調査のため18日に広東省入りしたもようだ。

■香港の失業率3.4%、前月より0.2ポイント上昇(香港各紙10月21日付)
 香港政府統計処は11月20日、2008年7―9月の失業率を3.4%(速報値)と発表した。前回発表(08年6―8月)から0.2ポイントの上昇。不完全就業率は前回より0.1ポイント低下して1.8%だった。主に小売り、飲食、製造、金融業での失業率が上昇傾向にある。就業者数は3200人減って354万3100人、失業者数は4900人増えて13万4000人。労働人口は1800人増えて統計史上最高の367万7200人。新学期が始まり、学生の就労が減ったため労働人口の伸びは緩慢になっているものの、失業率が上昇。ただし労工処では、米国発の金融危機の影響が統計上はまだ表れておらず、短期内に失業率がさらに上昇するとみている。

■香港の家電販売老舗、泰林が自主清算(香港紙「明報」10月18日付)
 香港の家電販売で創業62年の歴史を持つ泰林電器が11月17日、自主清算を申請した。同社は13店舗を擁し、従業員数が約260人。すでに2カ月前から支払いが滞り、約1億ドルの負債を抱えていたという。店舗賃貸量の高騰や金融危機の波及により、薄利多売の経営戦略が成り立たなくなったと同社会長は理由を説明している。「ホワイトナイト」の救済を受け、業務再開を目指す。労工処は同日、同社従業員のための相談ホットラインを設けている。

■香港女優ジジ・ライが引退発表(香港各紙10月21日付)
 香港の女優、黎姿(ジジ・ライ)が20日、芸能界から引退すると発表した。香港大手テレビ局・無線電視(TVB)の新作ドラマ『珠光宝気』のプロモーションの席上で正式に発表し、今後は美容皮膚科医師である弟のビジネスを手伝うと語った。ジジは「香港映画の父」といわれた黎民偉を祖父に、人気女優の林楚楚を祖母を持つ芸能一家に育ったが、幼いころに父親を亡くしたため10代で芸能界に入り、家計を養ってきた。14歳でスカウトされ映画『開心鬼放暑假』でデビューし、15歳で映画会社「新芸城」と契約を結んだ。2本の映画に出演した後、学業に専念し、中学卒業後の1990年に芸能活動を再開。TVBのドラマ『妙手仁心3』や映画『古惑仔』シリーズで鄭伊健(イーキン・チェン)の相手役を務めるなど活躍した。しかし、弟の黎嬰さんが昨年、交通事故でひん死の重傷を負い、現在は退院したものの、ジジは今後は黎嬰さんの世話と事業のサポートに専念するという。