現地紙で読む最新情報  2008年12月30日速報

     



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■東莞で出稼ぎ農民死亡をめぐり抗議活動(中国紙「広州日報」12月30日付)
 広東省東莞市の衣料工場に勤務する出稼ぎ農民の労働者死亡をめぐり、「過労が主要因」と主張する従業員数百人が12月29日午前、工場に押しかけ、従業員の遺族に対する損害賠償を要求する抗議活動を展開した。工場前には暴動対策専門の警官が出動するなど緊迫した事態となったが、同日午後には収束した。靴や玩具、電子機器などの工場が集中し、民工(出稼ぎ農民)が人口1000万人の8割を占める広東省東莞市では外資系を含めた企業倒産、撤退が相次ぎ、民工の失職が帰省シーズンの旧正月(1月26日)を前に激増している。春節(旧正月)明け以降も仕事がない状態が続けば、失業者が農村部にあふれて社会不安による暴動が頻発しかねず、「2月危機」説が広がり始めている。
■香港の陳日君枢機卿が引退へ(香港紙「明報」12月25日付)
 バチカンと国交がない中国とのパイプ役を水面下で進め、なおかつ中国の人権問題に対する厳しい発言で内外の注目を集めてきた香港カトリック教区の陳日君枢機卿(76)が12月24日、2009年前半にも引退する意向を示した。陳枢機卿はこれまで「中国本土との教会にかかわっていきたい」との理由で数度にわたってローマ法王ベネディクト16世に引退を申し出ており、今回、それが承認された形だ。
■人員削減、給与未払い紛糾で当局が介入 深センの香港系工場(香港紙「星島日報」12月27日付)
 中国広東省深セン(土ヘンに川)市宝安区にある香港資本の電子部品工場で勤務する労働者に対して突然、経営者が春節(旧正月=2009年は1月26日)前の長期休暇を指示し、給料未払いのまま踏み倒されるのではないかとの不安が広がっている。12月26日、給料未払いの労働者数百人が手をつなぎ合って「人間の鎖」をつくり、工場内の機材を東莞工場に移す作業を阻止した。深セン市当局は同事件に介入し、工場側が最終的に労働者に給料未払い金を支払うことで承諾。別の香港資本の電子部品工場では金融危機の影響で受注が激減し、11月末から1000人の労働者に休暇を取るよう求め、数百人の労働者には東莞の工場へ移動を命じた。
 工場側が労働者1000人に対して求めた春節(旧正月)長期休暇は十二月二十五日から来年2月22日まで約2ヶ月にわたるもので、給与未払い問題については明示していない。労働者らは08年11月分の給料の4割分しか支給されておらず、残り6割分と08年12月分の給与を獲得するのは困難。深セン工場の機材を東莞に移すことで経営者側は事実上、深セン工場を閉鎖するのではないか、との不安が広がり、労働者らは深セン市労働局に請願して当局の介入を要求。工場正門に労働者らを守備させ、労働者の一部は「給料もらえず故郷に帰れない」と泣き叫び、機材移転を阻止した。ついに当局の仲介で工場経営者と労働者代表が協議の場を持ち、経営者側が分割で給与未払い分を支払い、東莞工場への転勤を拒む労働者には給与1割カットで妥協した。
■メラミン粉ミルク「三鹿集団」が破産手続き(中国各紙12月26日付)
 中国湖南省の石家荘政府は12月25日、有害物質メラミン入りの粉ミルクを製造した大手乳製品メーカー「三鹿集団」が破産手続きに入ったことを明らかにした。メラミン入り粉ミルクによって腎結石などの健康被害が出た乳幼児は中国全土で約29万4000人。その多くを製造していた同集団は9月に生産停止となっていた。