現地紙で読む最新情報  2009年3月2日速報

     



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■中国の公的年金基金「全国社会保障基金」が設立以来初の損失(中国紙「21世紀経済報道」2月26日付)
 中国の公的年金基金である全国社会保障基金は2月25日、理事会で2008年の国内株価の大幅下落で同基金が03年の株式投資開始以来、初めて運用で損失を出したことを明らかにした。そのため09年には株式投資に対して慎重な態度で臨み、株式以外の投資対象を増やして安全な運用を目指す方針を示した。理事会によると、08年、同基金は株式投資で約390億元(1元=13円)の損失を出しており、投資収益率はマイナス6.75%だった。同基金は中国の高齢化に備え、社会保障に必要な資金を調達することを目的に国務院が2000年に設立したもので、08年末時点の総資産は5625億元。設立以来8年間で運用によって1600億元の収益を上げており、利回りは年平均8.98%だった。中国国内では最大規模の機関投資家として、その損益の動向が注目されている。

■中国不動産業の長期的振興策、「両会」に提出か(上海紙「東方早報」2月27日付)
 中国の不動産政策を担当する住宅・城郷建設部は現在、低迷する国内の不動産市場をてこ入れするため、長期的な視点での振興策を練っている。3月開催の「両会」(全国人民代表大会と政治協商会議の全国委員会会議)への提出を目指し、27日には専門家を招いて不動産市場の問題点に関する協議を行ったという。中国では2007年後半から不動産価格が高騰し、一般市民の住宅購入が難しさを増した。不景気感が広がった08年秋以降は購入を控える人がさらに増え、価格が下がっても取引数は増えない状況が続いている。中国政府は08年11月以降、世界金融危機のあおりを受けた経済成長の鈍化を防ぐため、鉄鋼や自動車、繊維など「十大産業」で短期的な振興策を発表してきた。低迷する不動産業も「十大産業」の一角に入るとの見方があったが、最終的には対象から外れた。不動産業界内には「住宅政策などの問題点は短期的な対策では解決できない」との意見もあり、長期的な視点で構造調整を行う必要性があると指摘されていた。

■香港の1月輸出21.8%減、下落幅は半世紀最大(香港紙「信報」2月27日付)
 香港政府統計処によると、香港の1月輸出総額は1878億香港ドル(1香港ドル=13円)で、前年同月比21.8%減となった。マイナス成長は3カ月連続で、特に1月の下落幅は1958年3月以来最大となった。一方、輸入総額は1805億香港ドルで、同27.1%減、貿易黒字は72億香港ドルだった。欧米のみならずアジア向けの輸出総額も3割以上減少しており、台湾は約37%、中国本土は約35%、タイは約32%、韓国は約31%、シンガポールは約28%それぞれ減少した。スタンダード・チャータード銀行のエコノミストは、欧米では引き続き需要の低迷が予想されることから、今後数カ月は香港の輸出総額は減少し続け、下落幅が再度2けた台になる可能性も非常に高いと予想している。

■香港のカリスマ予備校講師、年間900万ドル稼ぐ(香港紙「明報」2月27日付)
 香港のカリスマ講師と予備校との訴訟で、講師の稼いだ利益が巨額に上ることが判明し話題を呼んでいる。大手予備校の「英皇教育」は同校で英語を教えていた若手講師の范●(上の下に下)諾氏を、契約を満了せずに早期退職したとして告訴。范氏はおしゃれなルックスに加え今どきの言葉を使った授業が好評で、高い人気を誇っていた。同校の英語クラスの生徒数1万4801人に対し、彼が担当した生徒は6985人を占めていたものの、退職の翌月は英語クラスの総数が7856人に激減。大きな損失が出たことから同校では1000万ドルの違約金を求めて訴訟を起こした。公判では、范氏の授業料による収益は毎月平均74万香港ドル(1香港ドル=13円)、同校に年間888万香港ドルの利益をもたらしていたことが明らかになった。

■港珠澳大橋、主橋設計の入札結果明らかに(中国系香港紙「文匯報」2月27日付)
 香港、珠海市、マカオを結ぶ橋りょう「港珠澳大橋」の事業化調査報告審査会が珠海で開催された。12月の着工を目指してプロジェクトは大きな進展を見せている。主橋設計の入札審査はすでに完了し、中交公路規画設計院有限公司を筆頭に海外企業を含む5社による企業連合が第1候補となったもようだ。落札価格は2億990万元(1元=13円)。同企業連合は杭州湾大橋や深セン(土ヘンに川)湾公路大橋の設計コンサルティングにも携わった経験を持つ。入札結果は7日に発表、国務院の審査を経て初歩的な設計作業に正式に着手する。

■HSBC業績発表、株の取引停止(3月2日の香港TV局・無線電視《TVB》ニュース)
 香港のHSBCホールディングス(匯豊控股)は3月2日、株の売買を停止している。同日、2008年の業績を発表する予定だが、米サブプライムローンの評価損などで赤字も予測され、今後130億ポンド(約1100億香港ドル)(1香港ドル=13円)の資金調達を計画。米国での融資業務の縮小なども計画している。HSBC株は3日にも取引再開の見込み。