中国企画記事 特選
2004年5月20日記

王丹氏らの香港入境を禁止−香港政府

一国二制度の好印象低下も

 一九八九年に起きた天安門事件の追悼集会を毎年六月四日の事件当日に行っている支連会(香港市民支援愛国民主運動連合会=司徒華主席)によると、同事件十五周年を記念する民主化活動のシンポジウムを香港で開くため、当時の学生活動家だった米在住の王丹氏(35)や雑誌「中国の春」創刊者の一人である王軍濤氏(45)をパネリストとして招請したが香港特別行政区政府は二人の香港入境を禁止する措置を取っている。
 支連会は今年も五月三十日に天安門事件の再評価を中国政府に求める抗議デモを準備、六月四日には香港島コーズウェイベイのビクトリア公園で恒例のキャンドル追悼大会を催す予定。今月二十二、二十三の両日には天安門事件十五周年シンポジウムを開く準備をしていた。
 支連会の李卓人副主席によると、十三日、孫明揚政務局長に特定の政治活動に参与しない条件で王丹氏と王軍濤氏の二人を香港へ入境させるよう要請したが、翌十四日、香港政府幹部で検討した結果、二人の入境を許可できないとの結論を孫局長側が伝えてきた。
 李副主席は「もし、香港が本当に一国二制度下にあるならば、董建華行政長官は民主活動家の香港入境を許容すべきであり、決して封殺すべきでない」と香港政府の対応を批判している。(2004年5月20日記)