話題の人登場2007年6月21日記(深川耕治)   最新中国株情報 WINTRADE

   



  • 見出し一覧(戻る)
  • 香港情報
  • 台湾情報
  • マカオ情報
  • 中国指導者 WHO'S WHO









ニューヨークヤンキースの右腕エース

台湾人の大リーガー、王建民投手

 昨年、ニューヨーク・ヤンキースで十九勝を上げ、アメリカンリーグの最多勝投手となり、今年も快調だ。陳水扁総統をはじめ、台湾内では「台湾の光、アジアの光」と絶賛し、勝ち投手になるたび、台湾人の自尊心を高揚させるヒーロー的存在となっている。

 得意の高速シンカーは変化量を抑えて球速を上げ、時速百五十キロを超えるため、打者が直球と見分けることが難しく、凡打の山を築くのが特徴。

 メジャーリーガーの投手の中では奪三振数は昨年、最低クラスだったが、今年はたとえば、六月十七日のメッツ戦(8対2)で十奪三振して勝利投手になり、四連勝。シンカー、カーブなどを織り交ぜ、絶妙な「動くボール」が冴えわたる。コントロールが安定し、被本塁打が少ないことも強みだ。

 「直球と変化球をうまく使い分けることができて満足している。トーリ監督には九回最後まで当然完投させてもらえるだろうと意思表示した」と最終盤での監督とのやりとりでも絶対的な自信は揺るがなかった。崩壊直前だった投手陣の中で右腕エースの活躍は低迷するヤ軍の息を吹き返している。

 マイナー契約時代は速球頼みのピッチャーで、大リーグではありふれた球種しか投げることができなかったが、〇四年、当時のピッチングコーチや捕手の指導で独特のシンカーを会得し、頭角を現し始めた。

 今季は開幕前の肉離れ、開幕後の右手中指の爪割れなど精彩を欠いたが、現在ではア・リーグの投手で防御率三・三で十三位(アジア勢ではトップ)。自身二十勝、ワールドチャンピョン奪還を目指すヤ軍主力選手として注目が集まってきている。寡黙でベンチでも、感情をほとんど表情に出さない本人に「修行僧のようだ」との人物評もある。台湾に帰国すれば英雄扱いで、台湾ではサイン入りボールが大人気でオークションでも高値が続く。台湾からの大リーグ観戦ツアーも人気の的だ。

 台湾・台南市生まれ。幼い頃に子供のいなかった叔父・叔母夫婦に引き取られ、小学四年生のときに野球を始める。台北市立体育学院に進学後、二〇〇〇年にマイナー契約でニューヨーク・ヤンキースに入団。〇一年に右肩手術を受けたが復活し、〇四年、アテネ五輪出場に大きく貢献して日本や豪州に善戦した。〇五年四月、メジャー昇格し、台湾史上三人目のメジャーリーガーに。一b九一、九一キロ。右投げ右打ち。二十七歳。




最新中国株情報 WINTRADE




バックナンバー

バックナンバー