話題の人登場 2009年10月29日記(深川耕治)  最新中国株情報 WINTRADE

   



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ドーピングで大会記録抹消された女子短距離界のエース、王静選手

 山東省済南市を中心に開催された第11回中国全国スポーツ大会(10月16〜28日)で、22日の女子100メートルでは11秒50で優勝しながらドーピング検査で陽性反応が判明し、大会記録が抹消された。

 中国の「女飛人」と国内メディアから絶賛されていた女子短距離界のホープは、一夜にして担当コーチと共に大会永久追放処分に直面する事態に陥っている。福建省の大会の100メートル、200メートルで優勝して福建省代表として参加していたが、同事件発覚で福建省チーム全体が道徳風紀賞の選考から外される羽目になった。

 北京五輪では中国女子で唯一、五輪標準記録をクリアーして100メートルに参加した有望株。24日の女子200メートル決勝でスタートラインに立ちながら、多くの大会スタッフが取り囲んで本人を連行し、場内全体は異様な雰囲気に包まれた。予選2位通過のタイムも無効となり、今大会では3例目のドーピング事件となった。

 同大会組織委員会の発表によると、22日の尿検査で規定外の興奮剤陽性反応が出たことを確認。河南省代表のボート競技に出場した郭林娜選手、内モンゴル自治区のクレーン射撃女子代表である栗傑選手に続き、3例目のドーピング判明は衝撃であり、とくに陸上競技でのドーピングは初めてのケースだった。

 本人の右腕にはサソリを描いたタトゥーが刻まれ、「永久追放にすべきだ」という意見や「出来心でやっただけ」とする声があり、賛否両論。コーチは「人にはめられた」と慟哭しながら抗議。

 国内メディアはオリンピック開催の翌年に毎回開催される同大会を「拝金大会に陥った」「ダーティーなスポーツ大会」と批判。「大会の存在価値を反省し、検討する好機」との厳しい論調が目立つ。さらには「ドーピングによるスキャンダルの巣窟になり果てた大会を改善するには、大会を廃止するか大会の組織方法を変えて民間主導の健康増進を主目的にすべきだ」と廃止論に踏み込む地方メディアもあるほどだ。

 1988年3月、福建省沙県生まれ。9歳から短距離を始め、11歳で福建省大会に参加して100メートル、200メートルで優勝。男っぽいワイルドな風貌を好み、男子110メートルハードルの劉翔選手と上海で自主トレを一緒に行うなど注目を集めていた。21歳。



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