話題の人登場 2013年6月16日記(深川耕治)

   



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中国共産党の習近平総書記と会談
台湾与党・国民党の呉伯雄名誉主席


 6月12日、北京に到着し、翌13日、人民大会堂で中国共産党トップの習近平総書記と会談した。

 昨年11月の習近平体制発足後、初めてとなる中台間の最高レベル会談で今後の両岸関係を見据える試金石となるものだった。

 習総書記は、中台間の中華振興協力強化のための四提案(①中華民族の利益堅持②歴史発展趨勢の認識堅持③相互信頼の増進④穏やかな両岸関係の発展推進)を行ったのに対し、馬英九総統(国民党主席)の親書を渡し、「台湾独立反対と1992年の一つの中国についての共通認識は両党間で一致した立場だ」と応答した。

 今回、焦点となったのは、中台双方の交流窓口機関の相互の事務所設置する計画案だ。高度な政治的意味合いを持つため、北京、上海、広州などへの事務所新設が実務レベルでどこまで進むか、注目されている。

 会談後、本人は「両岸人民のために不可能はない」と積極的に取り組む意志を表明。台湾の国際空間での活動拡大については中国側は消極的だが、金融協力強化や文化交流のための窓口機関相互設置については前向きな反応だった。14日、台湾にもどり、馬総統に報告。馬総統の親書の内容は未公開のままだ。

 1939年6月、台湾の新竹州(現・桃園県)の客家の家庭に生まれ育つ。国立成功大学商工管理学科を卒業後、教員を経て1972年に桃園県長となり、李登輝総統時代に内政部長、台北市長、総統府秘書長、総統府資政、国民党秘書長などを歴任。00年に国民党副主席、07年には国民党主席に就任し、08年5月には台湾与党党首として訪中し、胡錦涛総書記とトップ会談。09年10月、国民党名誉主席に就任。原籍は福建省永定県。曾祖父の時代に台湾に移民した。戴美玉夫人との間に二男。73歳。



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