話題の人登場 2009年9月17日記(深川耕治)  最新中国株情報 WINTRADE

   



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台湾の行政院長に就任した呉敦義氏

 台風8号の救援対策遅延の不手際に世論の猛反発を受け、台湾の劉兆玄行政院(内閣)が9月10日に総辞職し、同日、新たな行政院長(首相)に就任して新内閣の顔となった。

 40の閣僚ポスト(3ポスト兼任)のうち新任は11人で留任が大半。新人はポスト馬英九と有力視される国民党のホープ、朱立倫桃園県長が行政院副院長(副首相)、林中森秘書長(官房長官)、江宜樺内政部長、楊進添外交部長(外相)、高華柱国防部長(国防相)、、呉清基教育部長(教育相)、施顔祥経済部長(経済相)らで地方行政経験者を幅広く入閣させ、年末の統一地方選を意識した選挙内閣となっている。

 南投県長(知事)8年、高雄市長8年の計16年にわたる地方首長の実務経験と党中枢を歩んできた実務経験が地方事情に精通した政策として反映できるか、新体制の大きな鍵となる。

 政権のブレーンは外省人(戦後、中国大陸から渡来した人々)が多い中、一匹おおかみタイプで派閥を持たない本省人(戦前から台湾に住んでいる人々)。党内では「孤鳥」と称され、党内力学を熟知した「群れない」本土派だ。即決即断型で民進党との舌戦で与野党の対立も激化する可能性がある。

 就任直後、台風被災が深刻だった台湾南部を視察し、「被災民の心の声を聞き、被災地の再建を新内閣での最重要課題の一つとして全力で任務を全うしたい」と話す。就任直前、香港のホテルで郭炎・中国政治協商会議委員(香港選出)と密会していたことが台湾紙に報じられ(写真右)、「土石流の対策状況を見学に香港へ行った」と釈明。中国との裏交渉ではないかとの批判が民進党から出ており、与野党の攻防は年末選挙に向けて激化しそうだ。

 1948年1月、台湾南投県生まれ。70年、台湾大学歴史学科卒業後、中国時報記者となり、73年、最年少で台北市議に当選。その後、81年から南東県長を2期務めた。90年に高雄市長、94年に民選による高雄市長となり、02年から立法委員(国会議員)を歴任。07年に国民党秘書長(党幹事長)と国民党副主席となり、09年9月から行政院長に就任。61歳。

【2009年9月10日に発足した台湾各部(省庁)の閣僚リスト】(※は女性)

呉敦義 行政院長
朱立倫 行政院副院長
林中森 行政院秘書長
陳慶財 行政院副秘書長(留任)
蔡勲雄 行政院政務委員(留任)
曽志朗 行政院政務委員(留任)
張進福 行政院政務委員(留任)
范良銹 行政院政務委員(留任)
薛承泰 行政院政務委員(留任)
江宜樺 内政部長
楊進添 外交部長
高華柱 国防部長
李述徳 財政部長(留任)
呉清基 教育部長
王清峰 法務部長(※)(留任)
施顔祥 経済部長
毛治国 交通部長(留任)
高思博 蒙蔵委員会委員長(留任)
呉英毅 僑務委員会委員長(留任)
彭淮南 中央銀行総裁(留任)
石素梅 行政院主計長(※)(留任)
呉泰成 行政院人事行政局長
蘇俊賓 行政院新聞局長(留任)
楊志良 行政院衛生署長(留任)
沈世宏 行政院環境保護署長(留任)
周功? 国立故宮博物院院長(※)(留任)
頼幸媛 行政院大陸委員会主任委員(※)(留任)
蔡勲雄 行政院経済建設委員会主任委員
曾金陵 行政院国軍退除役官兵輔導委員会主任委員
王c? 行政院青年輔導委員会主任委員(※)(留任)
蔡春鴻 行政院原子能委員会主任委員(留任)
李羅権 行政院国家科学委員会主任委員(留任)
宋餘侠 行政院研究發展考核委員会主任委員
陳武雄 行政院農業委員会主任委員(留任)
黄碧端 行政院文化建設委員会主任委員(※)(留任)
王如玄 行政院労工委員会主任委員(※)(留任)
呉秀明 行政院公平交易委員会代理主任委員(留任)
范良銹 行政院公共工程委員会主任委員(留任)
戴遐齢 行政院体育委員会主任委員(※)(留任)
孫大川 行政院原住民族委員会主任委員
王進旺 行政院海岸巡防署署長(留任)
朱立倫 行政院消費者保護委員会主任委員
黄玉振 行政院客家委員会主任委員(留任)
頼浩敏 中央選挙委員会主任委員
陳沖  行政院金融監督管理委員会主任委員(留任)
呉静雄 行政院飛航安全委員会主任委員(留任)
彭芸  国家通訊傳播委員会主任委員(※)(留任)

(2009年9月17日=深川耕治記)


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