話題の人登場 2013年7月12日記(深川耕治)

   



  • 見出し一覧(戻る)
  • 香港情報
  • 台湾情報
  • マカオ情報
  • 中国指導者 WHO'S WHO








全英女子ダブルスで優勝した台湾の謝淑薇選手

 
台湾人選手として初の四大大会優勝を達成し、ペアを組んだ中国人の彭帥選手も四大大会のダブルスを制した3人目の中国人選手として脚光を浴びている。

 優勝した瞬間、「勝ったのか。いや、本当に勝った」と勝利をお互い確認する言葉をかけ合った。

 二人は13歳の時に知り合い、ペアで対戦経験を重ね、全豪オープンでベスト8、全仏オープンでベスト4の好成績を残してきた。今回は謝選手の父・謝子龍氏の提案でウィンブルドンに挑戦。優勝という最高の形で夢がかなった。

 両手持ちの状態からラケットの面を巧みに切り替える精度の高いドロップショットやスライスショットが持ち味で、変幻自在、予測しにくい動きで相手選手を翻弄し、勝ち抜いてきた。

 「これまでペアを組んできたことはテニス人生で大変楽しい経験。今年は全米オープンへの参加も準備し、高成績を出していきたい」と意気込む。中国青海省の酒造メーカーから年間1000万元(1元=15円)での移籍や中国国内大会出場を打診され、「検討の余地はある」と拒否はしていない。

 台湾各紙でも「海峡ペア」「海峡合体」の見出しが躍る。中国大陸の選手とのペアでの優勝に政治的には複雑な思いもあるはずだが、ペアである彭帥選手が海外メディアの質問に「台湾は国家という見方は受け入れられない」と答えても「テニスは政治に影響されないことを希望する」とだけ述べ、事を荒立てることを避けている。

 台湾南部の高雄市生まれ。7人姉弟の長女として生まれ、移り住んだ台北市でテニスコーチをしていた父・謝子龍氏の指導で5歳からテニスを始める。8歳で台湾の12歳以下全国大会で単複優勝し、「天才少女」と呼ばれたが、そこから努力を重ね、ダブルスでは09年の全仏オープンと12年全米オープンでベスト4。27歳。




バックナンバー