話題の人登場 2012年11月17日記(深川耕治)

   



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中国の新指導者となった 習近平党総書記

  11月15日、中国の最高指導部メンバー7人がそろい踏みし、その権力核心として中国の「今後10年」を任された。

 江沢民体制、胡錦濤体制からの権力移譲。その背後にはすさまじい権力闘争があった。

 「太子(プリンス)党」と呼ばれる党高級幹部の子弟で、江沢民前総書記率いる上海閥や軍部などの幅広い人脈を持つ。胡錦濤氏が党中央軍事委主席を退任したことで同主席に就任。しかし、軍の制服組最高幹部クラスは胡錦濤派が掌握し、江沢民派もなお残る中、集団指導体制は多難な舵取りとなる。

 人民大会堂の記者会見では「改革開放政策を堅持し、共に豊かになることも目指す」「汚職や腐敗、官僚主義という深刻な課題を必ず解決する」と述べた。

 2期10年でどこまで権力基盤を広げ、自派を浸透させられるか、複雑な権力構造の打破は分厚い壁となって立ちはだかっている。

 「腹いっぱいでやることのない外国人が中国の欠点をあげつらっている」。2009年、外遊先のメキシコで人権をめぐる米国の対中批判に対して激しく反発。温和で敵をつくらない性格の半面、権力温存の中国式処世術やしたたかな政治感覚は侮れない。尖閣諸島をめぐる対日政策も予想以上に手厳しい。

 1953年6月、北京生まれ。副首相だった父・習仲勲が60年代に失脚し、本人も文化大革命時代の陝西省延川県で農作業に従事。清華大学卒。河北省勤務後、福建省アモイ副市長、福州市党委書記を経て2000年に福建省長。02年、浙江省トップの同省党委書記に転じ、07年、上海市党委書記。同年10月の党大会後に政治局常務委員(序列6位)に選出され、08年3月、国家副主席、10年10月には中央軍事委副主席に就任。彭麗媛夫人は人民解放軍総政治部歌舞団団長(少将)で国民的な歌手。叔父が住む台湾や日本も訪れている。一人娘の習明澤さんは浙江大学から米ハーバード大に留学。59歳。





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