香港企画記事速報
2004年10月23日記

急進民主派議員の訪中拒否 中国
香港「長毛」の過激行為に猛反発
 中国の羅豪才全国政治協商会議(政協)副主席は10月23日、北京を訪れた香港の弁護士協会訪中団と接見し、香港の立法会議員(議員)が訪中して積極的に中央政府との関係再構築を進めることを歓迎すると共に、九月の立法会議員選挙で初当選した急進的民主派組織「四・五行動」リーダーである梁国雄立法会議員の訪中を拒否する意向を示した。「長毛(長髪)」と香港市民から呼ばれている梁国雄立法会議員(写真=深川耕治撮影)の訪中拒否を中央政府側が明確に示したのは初めて。

 同日午前、羅政協副主席は陳景生・香港弁護士協会主席率いる同協会訪中団と約一時間接見し、香港の政治体制問題について討論した。羅副主席は「香港基本法二三条に基づく国家公安条例制定が合法とする全国人民代表大会(国会)の解釈決定を香港市民は受け入れるべきだが、香港人がいろんな意見を表明して双方の溝を埋め合うことは可能。香港の諸条件が成熟すれば普通選挙の早期実現も可能」と述べると共に「香港立法会議員の訪中を歓迎するが例外もある」と強調。例外の具体例として梁氏の訪中を歓迎せず、拒否する意向を示した。

 これに対し、梁立法会議員は「もし、私を除く香港立法会議員五十九人だけが訪中できて私だけが拒否されるならば、香港や香港人、それに中央政府自体を辱めることになる。立法会議員と個別に接見できない中央政府は信用できず、国際的に中国政府は恥をさらすことになるだろう」と批判した。
 梁氏は今月開会された香港立法会でも派手なパフォーマンスで董建華行政長官の発言を遮ったり、天安門事件の再評価を求めるシュプレヒコールを挙げるなど、中央政府や香港の親中派勢力にとって新たな頭痛の種となっている。(04年10月23日記、深川耕治)