話題の人登場 2007年3月8日記(深川耕治)  最新中国株情報 WINTRADE

   



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国学ブームの火付け役となった于丹北京師範大学教授

 中国中央テレビ(CCTV)の教養番組「百家講壇」に登場し、「『論語』の心得」をテーマに四書五経や中国古典の現代的な意味を分かりやすく解説して一躍スター並みの人気を博するようになった。昨年十一月に出版した自著「于丹の『論語』心得」は空前のベストセラーとなり、すでに二百二十五万部を突破。昨年十二月、出版から一ヶ月も満たないうちに偽造本が各地で続々と地下出版されるほどの社会現象になっている。

 中国古典に造詣が深く、テレビメディア論の専門家であることを最大限に活用し、難解な四書五経を庶民向けに生活に根付かせて分かりやすく楽しく学ぶよう啓蒙。四歳で中国の伝統的学術文化の粋を集めた国学(主な聖典は「千字文」「論語」「大学」「中庸」「孟子」「道徳経」「朱子家訓」「百家姓」「名賢集」など)を学び始めたという才女は、今では「国学超女」の異名を持つほどの人気ぶりで、各地で開かれる出版記念サイン会会場は老若男女でびっしり埋まる。

 著書の人気で論語ブームが続くことについて「論語の儒教思想はこれまで国家統治の手段となり、哲学的意義を誤解してきた。宗教的迷信ではなく、四書五経を中華民族の末裔として個人の体験や生活に生かすように温かい気持ちで読み解いてきた」と語る。

 一方で、国学は盲目的な復古主義で現代の若者の価値観に合わないのではないかとの批判に対しては「国学の聖典は数千年間、何度も誤解され、文化大革命でも否定されてきた。理性的な信念となり、内心を覚醒させるライフスタイルとして文芸復興のような役割を果たすことは歓迎すべきことだ」と強調し、国内の否定的見方に反論する。

 北京師範大学教授で同大芸術メディア学院副院長、映像メディア系主任。中国古代文学の修士号取得。CCTVの人気番組「東方時空」「今日説法」「芸術人生」など約五十番組の制作企画を行ったほか、CCTV報道チャンネル、科学教育チャンネルの特別顧問で北京テレビ制作企画顧問も兼任。〇六年十月にCCTVで放送された人気番組「百家講壇」で庶民向けの「『論語』の心得」を司会・講義し、大反響を巻き起こした。著書にテレビ論の専門書「イメージブランド競争力」など。TVスペシャル番組のシナリオ執筆も精力的に手がける。四十一歳。

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