話題の人登場 2008年4月7日記(深川耕治)  最新中国株情報 WINTRADE

   



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台湾の次期総統夫人、周美青さん

 おかっぱヘアで薄化粧、人前に華々しく出しゃばるタイプと正反対で、総統選期間中もほとんど発言したことがない。民進党の攻撃、揚げ足取りを防ぐためか、台湾メディアの突撃取材にも、終始「ご苦労様。ありがとう」と答えるだけの寡黙で地味な女性だ。

 夫・馬英九氏が香港・九龍の広華病院で出生(原籍は湖南省衡山県)したように、台湾の次期ファーストレディも香港生まれ(原籍は江蘇省南京)。父親が船乗りで、その後、香港から台湾に移り住んだ。

 馬氏の妹・馬莉君さんとは台北市立第一女子高校時代の同級生。馬氏と知り合ったのは同じ留学先の米ニューヨーク大で、1977年8月に結婚。同大で法学修士号を取得し、留学時代に第一子(長女・馬唯中)を生み育てた。

 馬氏が同大で修士号を取得後、ハーバード大博士課程へ進むが、ニューヨーク大留学時のような奨学金はなく、米国在住の姉などから借金して苦学生活。新婚旅行もなく、愚痴一つ言わずに経済的にも支え続け、大学の研究員助手をしながら図書館でもアルバイト勤務し、娘を育てながら必死に働いた。

 台湾に戻ってからは兆豊銀行に入行し、26年勤務。現在は法務部門の管理職を務めるキャリアウーマンだ。夫が総統当選後もジーンズにTシャツ姿でバス通勤し、「総統就任後も仕事は辞めない」と宣言。馬氏も「顧客と接したり、経営に直接携わる業務ではないので利害上も問題は起こらない」と容認する態度だが、ファーストレディが従来の仕事を辞めずに兼務可能か、キャリアウーマン型女性が増える台湾で今後議論を呼びそうだ。

 官職約30年の馬氏を陰で支えるが、一度も馬氏のオフィスに足を踏み入れたことがない。公私をはっきり分け、公人としての夫に一切干渉してはいけないとの堅い決意があるようだ。

 今年のバレンタインデーに行われた総統選決起集会では珍しく夫婦で壇上に立ち、抱擁し合った後、馬氏は2003年の台北市長在任当時、新型肺炎(SARS)が台北でも感染拡大した時期、42日間、帰宅せずに対策にあたっていた後、「家内に電話したら『SARSが完全に収まっていないのにどうして帰宅するか』と咎められた」と思い出しながら語っている。

 馬英九氏との間に二女(長女・馬唯中、次女・馬元中)。娘二人は米国留学中。五十五歳。

(深川耕治=08年4月7日記)


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